前の車の速度は? スバル、アイサイトの画像データを使ったコンペ開催

スバル画像認識チャレンジ(イメージ)
  • スバル画像認識チャレンジ(イメージ)
  • アイサイト画像データセット(イメージ)
  • アイサイト画像データセット(イメージ)
  • 動画像データなどを利用してフレーム単位で先行車の速度を推論するアルゴリズムを作成

SUBARU(スバル)は、AI開発拠点「スバルラボ」にて、データ分析コンペティション「スバル画像認識チャレンジ」を2021年11月19日から2022年1月31日まで実施する。

スバルではステレオカメラを使用した予防安全技術を開発している。ステレオカメラでは左右2つのカメラの画像を使用することで、物体認識および物体に対する高精度な距離が測定可能となる。また、AIを組み合わせて物体の距離や速度を推定する技術も一般的となってきている。これまでのアイサイトのアルゴリズムは特定のハードウェアへの実装を前提として構成されているが、技術発展が著しい中、より将来を見据えた幅広い可能性の検討が必要であり、オープンイノベーションを活用したコンテストの実施を決定した。

スバル画像認識チャレンジは、実際にアイサイトで得られた左右の画像と、そこから生成された視差画像データ12万枚以上を一般公開。リアルワールドの画像には、夜や雨など様々な視界の悪いシーンも含まれている。参加者はその画像データセットを用いて、フレーム単位で先行車の速度を推論するアルゴリズムの作成に挑戦する。

期間中は何度でも挑戦可能。また、コンペティションの優秀成績者には報奨金を用意する。

スバルラボではこの様な取り組みを通じて外部エンジニアとの接点を創出し、オープンイノベーションや人材採用活動をさらに加速させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集