BMW 2シリーズ・アクティブツアラー 新型にPHV、EVモードは航続80kmに拡大

出力の異なる2種類のPHVを設定

オプションの「アダプティブMサスペンション」

新世代「BMW iDrive」をコンパクトカーに初搭載

BMWは10月6日、新型『2シリーズ・アクティブツアラー』に2022年夏、プラグインハイブリッド車(PHV)を欧州で追加すると発表した。第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーを搭載し、EVモードの航続を拡大する。

出力の異なる2種類のPHVを設定

新型にはPHVグレードとして「230e xDrive」と「225e xDrive」の2種類が用意される。電気モーターは、パワーエレクトロニクスやトランスミッションと一体設計された。最新のバッテリーセルと充電技術も導入する。高電圧バッテリーは、フラットなデザインで、車両の床下の低い位置にレイアウトした。これにより、重心が低くなり、敏捷性にプラスの効果をもたらすという。

どちらのモデルも、リアアクスルに電気モーターを搭載し、モーターは後輪を駆動する。フロントには、最新の「BMWツインパワー」テクノロジーを採用した直列3気筒ガソリンエンジンを搭載し、エンジンのパワーが前輪を駆動する。

230e xDriveは最大出力150hpのエンジンに、最大出力 177hpの電気モーターを組み合わせて、PHVシステム全体で326hpのパワーを引き出す。225e xDriveの場合、最大出力136hpのエンジンに、最大出力 109hpの電気モーターを組み合わせて、PHVシステム全体で245hpのパワーを獲得する。

高電圧バッテリーの蓄電容量は、16.3kWhに大容量化した。この効果で、EVモードは最大80km(WLTPサイクル)に拡大する。充電出力も、従来型の3.7kWから7.4kWに増やした。これにより、フル充電にかかる時間を約2時間30分とした。また、家庭用コンセントでは、充電は約8時間で完了する。BMW 2シリーズ・アクティブ・ツアラー 新型のPHVBMW 2シリーズ・アクティブ・ツアラー 新型のPHV写真をすべて見る

オプションの「アダプティブMサスペンション」

剛性を高めながら軽量化を図ったボディ構造、従来型よりも長いホイールベースとワイドなトレッドを採用した。ステアリングの精度と敏捷性は、フロントのシングルジョイントスプリングストラット、リアの3リンクの改良によって強化された。標準装備のホイールスリップ制限機能により、トラクションと車両安定性を向上させた。オプションの「アダプティブMサスペンション」には、周波数選択ダンピング、スポーツステアリング、車高の15mmダウンが含まれている。

最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入する。ブレーキ機能付きクルーズコントロール、レーンデパーチャーウォーニング、回避アシスタント、フロントコリジョンウォーニングが標準装備される。フロントコリジョンウォーニングは、右左折時に歩行者や自転車、対向車に反応する。リバースアシストカメラとリバースアシスタントを含むパーキングアシスタントも標準装備された。オプションには、ステアリング&レーンコントロールアシスタント、ストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロール、アクティブナビゲーション、BMWヘッドアップディスプレイ&サラウンドビュー、リモート3Dビュー、BMWドライブレコーダー、リモート盗難レコーダーなどがある。

車両の機能は、リモートソフトウェアアップグレードによって改良される。また、顧客は「ファンクション・オン・デマンド」を利用して、ストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロールを含む「Driving Assistant Plus」などを、後付けで車両にインポートすることができる。BMW 2シリーズ・アクティブ・ツアラー 新型のPHVBMW 2シリーズ・アクティブ・ツアラー 新型のPHV写真をすべて見る

新世代「BMW iDrive」をコンパクトカーに初搭載

プレミアムコンパクトセグメント向けの新世代「BMW iDrive」が初めて搭載される。BMWのコンパクトセグメントモデルに初めて搭載された新世代のBMW iDriveは、「BMWオペレーティングシステム8」をベースにしている。

新世代のBMW iDriveは、「BMW カーブドディスプレイ」と標準でリンクしている。最新のグラフィックスとメニュー構造、幅広い能力を備えた「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も採用する。 BMWカーブドディスプレイのフルデジタルディスプレイは、10.25インチのインフォメーションディスプレイと10.7インチのコントロールディスプレイで構成されている。新しいBMW iDriveは直感的に操作できるという。

オプションのクラウドベースのナビゲーションシステム、「BMWマップ」は、コントロールディスプレイの拡張ビュー機能が利用できる。車載カメラを使用すると、乗員は移動中に撮った写真を、スマートフォンに送信できる。新しい5Gモバイルテクノロジーで作動する「パーソナルeSIM」、スマートフォンとApple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」との連携をさらに効率化する「BMW ID」を利用することも可能、としている。

《森脇稔》
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