新型プジョーにも設定された「BEWITH Platinum Voice」に注目

新型プジョーにも設定された「BEWITH Platinum Voice」に注目
  • 新型プジョーにも設定された「BEWITH Platinum Voice」に注目
  • デモカーとして3008を展示
  • 新型プジョーにも設定された「BEWITH Platinum Voice」
  • 純正交換タイプなので雰囲気は変わらず高音質に
  • フロントドア
  • フロントドア
  • フロントドア
  • 助手席シート下にDSPプロセシングアンプを設置

国内初披露の新型車種も展示されたプジョーの「LION EXPERIENCE 2021」で、もうひとつ注目を集めたのが、国産オーディオブランドであるビーウィズが開発したプジョー/シトロエン専用オーディオ「BEWITH Platinum Voice」。これが試聴可能な状態で展示されたので取材に出かけた。

プジョー純正アクセサリーとなった
ビーウィズのオーディオシステムに注目

新しいブランドロゴを採用したプジョーが、新型車のお披露目も含めて9月2日から9月5日の期間、東京港区にある六本木ヒルズで「LION EXPERIENCE 2021」を開催している。2022年に日本初導入となるNEW308や参考出品の508 PEUGEOT SPORT ENGINEEREDを国内初公開するなど、見どころ満載のイベントとなり注目を集めている。

そんなイベントで展示されていたのが純正アクセサリーを展示するコーナーだ。展示されたのはビーウィズがプロデュースしたプジョー/シトロエン専用プレミアムサウンドシステム「BEWITH Platinum Voice」。実際にプジョー3008に装着され、視聴可能な状態で展示され、その高音質をリアルに体験できるイベントとなった。

そもそもビーウィズとプジョーとのコラボレーションは2019年の秋に始まっている。オフィシャルのパートナーシップを組み、プジョーのカタログにも掲載される純正アクセサリーとして、プジョーユーザーにも徐々に認知度が広がっているオプション・オーディオなのだ。純正オーディオのサウンドには満足できないユーザー層から徐々に浸透し、今では幅広いプジョーユーザーが関心を示すアクセサリーになっているという。

手軽に始めるフロントスピーカーセットなど
目的に合わせたセットをラインアップする

プジョー/シトロエン専用プレミアムサウンドシステム「BEWITH Platinum Voice」の最大の特徴は単なる高音質スピーカー&高機能DSPというパーツ提供では無いという点。具体的にはそれぞれの車種に合わせたセッティングを施した上でインストールされているので、オーダーメイドの感覚が強いのが特徴だ。

情報感度の高いプジョーユーザーも、数あるオーディオシステムの中から同モデルを選んでいるのは純正アクセサリーであることに加えて、自分の愛車に合わせた車種専用の音作りを評価しているのだ。

ベーシックなキットはフロント用スピーカーセット(価格:13万2000円)だ。2ウェイ・フロントスピーカー(ビーウィズの高音質ユニットである「Reference AM」を採用)、車種専用に開発されたパッシブネットワーク、さらにドアスピーカーを取り付けるためのアルミダイキャスト製のバッフルがセットされている。まずはスピーカー交換で純正との違いを体感したオーナーはオーディオを進化させることの効果を実感することが多いという。

もうひとつの入り口として用意されているのはDSPプロセシングアンプ(価格:7万7000円)だ。こちらは同社の「PLUG&PLAY 640」をベースに車種専用のセッティングデータをインプットしたDSPアンプ。先に紹介したビーウィズのフロントスピーカーとの組み合わせはもちろん、プジョーの純正スピーカーを想定したセッティングが施されたモデルも用意する。スピーカー交換をする前にまずはDSPプロセシングアンプで調整した音を聴いてみたいという欲求にも応えられるバリエーションを用意している。

さらにリア用スピーカーキット(価格:8万8000円)も用意される。納車後にもオーディオユニットを追加していくこと可能、手軽に始めて長くオーディオを楽しむユーザーにも絶好のラインアップとなっている。もちろん納車時にビーウィズのオーディオシステムをフルキットで導入する方法もあるので検討してみると良いだろう。

デモカー試聴で高音質化に加え
フォーカスの定まったサウンドを体感

イベント会場に展示されたプジョー3008に実際に触れてみた。取り付けられている「BEWITH Platinum Voice」は前後スピーカー、DSPプロセシングアンプのフルセットだ。ドアの純正位置にミッドバスを取り付ける、バッフルには精度が高く剛性の高いアルミダイキャスト製の専用パーツを採用しているのも見どころ。ツイーターはドアミラー裏の純正位置にビルトインされる。いずれも外見からはスピーカーを交換したようには見えないシンプルでスマートな取り付けだ。

さらに助手席下にはDSPプロセシングアンプが設置されている。プジョーの純正オーディオからの出力を受けて、フロント2ウェイスピーカー&リアスピーカーをコントロール&ドライブする多機能ユニットだ。もちろん3008専用セッティングが施され、取り付けただけで最適なサウンドを味わえるのも車種専用設計ならでは。

試聴してみるとクリアでヌケの良い音が印象的。純正ではややモワッと不明瞭な点があったものの、「BEWITH Platinum Voice」を組んだ同車は音の鮮度感が際立って向上しているのが分かる。ハリのある低音もこのシステムの心地良さを演出している。車内では不足しがちな厚みのある低音だが、バランス良く再生され音楽性を一層グレードアップするサウンドになっていた。

また眼前に広がる音場も明確になり、フォーカスの定まった音が感じられるのもDSPを使った調整を車種別に行っている「BEWITH Platinum Voice」ならではだろう。しかも、運転席だけにフォーカスした調整では無く助手席でも十分心地良いサウンドに仕上げているのも汎用性の高い純正アクセサリーならではの調整だと感じた。

プジョー/シトロエンに純正アクセサリーとして用意される「BEWITH Platinum Voice」。ビーウィズが誇る高品質なオーディオユニットを注ぎ込み、同時に車種専用の設計を加えたことでオーダーメイド感覚の高音質が得られる注目のオプションだ。プジョー/シトロエンユーザーは車両購入時に合わせて検討しておきたい注目の純正オプションとなった。

《土田康弘》

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