オイル界のエナジードリンク!?…DIY交換が思った以上に簡単で面白かった

デモカー&営業車として3月末に購入した50プリウスは特別問題も無く1万キロほど走ってくれた。スロコンのおかげで元気よく、空気清浄機のおかげで快適に、ドラレコ&レーダーのおかげで安全に過ごしている。

そしてクルマを所有すれば必須項目となるオイル交換だけれど、量販店とかプロショップで交換するのが一般的。私事ですが引っ越して駐車場が自宅真横となったのでオイル交換DIYをやってみようと思ったのだ。これが想像以上に簡単で面白かったので紹介してみる。

最初は色々と必要となるけれど
使う道具を買い揃えてみる。

今回入れたオイルはリキモリ モリジェン ニュージェネレーション

まずオイル交換に必須となるのが当然だけれどエンジンオイル。50プリウスの取扱書を見てみると、指定銘柄が数種類掲載されていて、0~10W-16~30が記載されていた。ということでその範囲内のエンジンオイルを探すことになるのだけれど、今までで一番印象に残っている“リキモリ”からチョイスすることにした。選んだのはモリジェン ニュージェネレーションという銘柄で、タングステンベースの潤滑剤が配合されているとのこと。購入価格は8,000円弱/4L。

高いのか安いのか分からないけれど、普通に使えた電動ポンプ

次に探したのがエンジンからオイルを抜き取る器具。クルマの下に潜って下抜きで作業するのも手だけれど、不器用な自分にはハードルが高いと思って上抜きをチョイス。そして自転車の空気入れ?的なポンプ式と電動式を発見。大して値段が変わらない事もあって電動式を購入する。購入価格は3,000円弱。

オイル処理箱は余裕あるサイズを買った方が賢明かも

オイル交換DIYの必須アイテムのオイル処理箱は4.5Lと6.5Lの2種類が売られていたけど大は小を兼ねると言うことで6.5Lを購入。購入価格は1,000円弱。

あとはオイルジョッキを2個(計2,000円弱)とオイルを入れるときに使えるかな?と思って100均にて漏斗を購入。

思いついて後から購入したリキモリのフラッシングオイル

翌日に“あ、フラッシングした方がいいんじゃない?”と思ってリキモリから発売されているフラッシングオイル(1,700円弱)を追加購入。思いついて必要そうなものを買ってみたら計15,800円弱となった。

いよいよオイル交換開始!
躓きながらもどうにか作業を進めていく

まずは最初にフラッシングオイルを使ってエンジン内のカーボンやスラッジを除去しようと試みる。説明書きを読んでみると“オイルタンクに1本注入して5~10分アイドリングしてください”と書いてある。オイルキャップを開けて入れるのだけれど・・・クッソ固い!両手で全力使っても開かなかった。いきなりこれかよと気落ちしながら工具箱をあさって大きいモンキーレンチを発見したので挟んでから回してみると無事に開いてくれた。

珍しく“ちょっと”だけこぼすレベルで入れられた

そして言われるがままに1本注入してキャップを閉めるのだけれど、新しいオイルを入れるときにまた開けるので軽めに閉めておく。エンジンONにするときに気付いたのが、アイドリングってハイブリッド車だとどうやるんだ?と。スマホで検索するとメンテナンスモードとやらがあることを発見。メンテナンスモードにすることでハイブリッド機能を停止しておけるそうで。その方法はまるで裏技コマンドの様で何度も説明を見ながら四苦八苦しましたが・・・どうにか成功。是非とも超有名なコ●ミコマンドぐらい簡単にして欲しい。そして推奨時間MAXの10分経過後にエンジンを止めてポンプの設置を開始した。

オイルポンプのin/out、電源も繋がってちょっとドキドキ(笑)

電動ポンプにはINとOUTがあって、IN側には細いホースを装着して、OUT側には太いホースを装着。細いホースはエンジンオイルの残量を見るレベルゲージを抜いて入れていくのだけれど、入れていったらどこまでも入っていってしまったのでレベルゲージの長さ+αにしておいた。OUT側の太いホースはオイルジョッキに入れておく。電源はバッテリーにクリップを挟めばOK。そして電源ONにしてみると勢いよくオイルが吸い込まれてきてジョッキに溜まっていった。

スイッチを入れると勢いよく古いオイルが抜き取られていった

動作音はそこそこ大きいので多少うるさくしても苦情が来ない時間帯じゃないと睨まれそう。時間を測り忘れたので正確な時間は分からないが、体感的には2~3分程度、オイルジョッキを見てみると4.5Lぐらいが抜けていた。説明書を見ると、オイルフィルター交換無しだと3.9L、交換ありだと4.2Lがオイル必要量と書いてあった。フラッシングオイル300ccを入れた事を考えても相当量抜けたのかなと。

事前のオイル量を測っていなかったが、ほぼ全量抜けた?レベルの量

調べると上抜きはしっかり抜けないという人もいるけれど、今回に関してはしっかりと抜けた気がする。

エンジンオイルの使用前・後でこれだけ違う
そしてリキモリはエナジードリンクだった

古いオイルは濃い焦げ茶という感じ

抜いたエンジンオイルを透明の容器に入れてみた。色は黒に近い焦げ茶という感じで見るからに汚れているなぁと分かるレベル。フラッシングもしたのでその効果もあるのだろう。

太陽に照らすとエメラルドグリーンのオイル。エナジードリンク的な雰囲気を感じる

そして今回入れるリキモリのモリジェン ニュージェネレーションは驚きの蛍光グリーン、エナジードリンク色だった。下からLEDライトでも当てればもっと綺麗だろうなーとエンジンオイルの事とは思えない感想が出てくる始末。さて、実際に入れてみてどうなのかが楽しみになってくる。最初に苦労して開けたオイルキャップを回そうとすると・・・開かない。なんだこれ、圧力か何かで固く締まってしまうのか?改めてモンキーレンチを使って開け、漏斗を挿して新しいオイルを新品のジョッキに入れてから投入する。

新しいオイルを漏斗を使用して注入していった

ジョッキがあれば漏斗はいらないのかもしれないけれど、それでもこぼしてしまう不器用さ。目分量で3.8Lほど入れたところでオイルゲージで容量チェックをすると目盛り8分目という感じだったので残りも全量投入。再度オイルゲージでチェックをして範囲内であることを確認。

容量6.5Lの箱だけれど4.5L入れたら結構タプタプになっていた

最後に抜いた古いオイルは処理箱に流し込めば地域によって燃えるゴミで捨てられるとのこと。たまたま見つけて実行したのだけれど、使用前にほぐすように揉み込んでから使った方が良い。揉み込まなかった部分の吸い込みが悪かったので最悪溢れる可能性もあるのかも。

とりあえずはチョイ乗りで試してみる
そして後日に長距離を走ってみる

交換したからには少し走ってみたくなったので近所をクルリと回ってみた。プラシーボ全開の感想なので参考程度にお願いします。まずは無事にエンジンがかかってくれて一安心。エンジンが始動したときの振動が減ったかな?と。凄くスムーズに動いているのを感じる事が出来る。いつもと同じ感覚でアクセルを踏むとちょっと急発進ぽくなってギクシャクしてしまった。感覚よりもトルク感があるのか踏みすぎな状態に。慣れてくるといつもよりも踏まずに自分的な適正スピードになってくれるので踏むのが嫌いな自分にはとても良い変化だ。いつもは1cm、オイル交換後は8mm踏むぐらいの感覚。これは良い。

そして後日、二泊三日で1,200kmほど走る機会があって9割高速道路、1割一般道という道のり。事実として燃費に関しては誤差の範囲?という変化。上がってはいるのだけれど、24km/L→24.6km/Lなので走り方によって変化する範囲だと思う。ただ、その走りはかなり快適なものに変化したのは間違いない。一番感じたのはアクセルレスポンスの良さで、高速道では80~120kmの速度で走っていたけれど、ちょっとした上り坂でも少し踏めばモタモタした感じもなくスムーズにスピードを維持してくれる。そして帰りは500kmほど休みなく走ったのだけれど、ダレる事なくずっとスムーズにエンジンが回ってくれた。嫌と感じる事がなかったおかげなのか、出発前に購入していた高級眠気解消ドリンクに手を出すこともなくストレスフリーで帰ることとなった。

結論、プラシーボ効果もあったとは思うけれど気分良く走れたことに間違いはない。そして自分が“良い”と思っているオイルに交換した事への安心感は確実にある。それによって自分で感じられる変化があったら大成功! こんなクルマの楽しみ方であるはずだ。日々のメンテナンスとしては当然のこと、そこに気持ちがプラスされることでいつもよりちょっと豊かなカーライフとなることを実感。ぜひお試しあれ。

《藤澤純一》

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