電動車専用ゾーンで自動的にEVモードに…トリノの実証テスト、ジープのPHVを使用

ジープ・レネゲード のPHVによる「ジオフェンシング」実験
  • ジープ・レネゲード のPHVによる「ジオフェンシング」実験
  • ジープ・レネゲード のPHVによる「ジオフェンシング」実験
  • ジープ・レネゲード のPHVによる「ジオフェンシング」実験
  • ジープ・レネゲード のPHVによる「ジオフェンシング」実験
  • ジープ・レネゲード のPHVによる「ジオフェンシング」実験

ステランティスは7月9日、ジープ『レネゲード』(Jeep Renegade)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「4xe」によるイタリアでの実証テスト、「トリノ・ジオフェンシング・ラボ」が最終段階に入った、と発表した。

ステランティスは、レネゲード4xeを活用した実証テストを2020年6月、イタリア・トリノで開始した。ステランティスのeモビリティ部門は、トリノの自治体に2台のジープ『レネゲード4xe』を引き渡した。

2台のレネゲード4xeには、欧州の大都市部に設けられている電動車専用の乗り入りゾーン「グリーンゾーン」への侵入を認識できるセンサーを備えている。これによりレネゲード4xeは、グリーンゾーンへの侵入前に、自動的に内燃エンジンをオフにし、ゼロエミッション走行できる。

実証テストでは、2台のジープレネゲード4xeが、トリノ市内の「ZTL」(トリノ市自動車乗り入れ規制区域)を走行。テスト中のEVモードでの走行が、全体の70%以上になり、CO2と有害ガスの排出量が明らかに削減されたという。

ドライバーがペナルティを課されることなく、ZTLに入ることができるようにするだけでなく、2台の車に組み込まれたジオフェンスシステムにより、当局は制限された交通ゾーン内を走行している車両を追跡し、ゼロエミッションで走行している車両を識別できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集