北米ホンダ初のフルEV、新型SUVの車名は『プロローグ』 2024年発売

プロローグ(2024年発売)
  • プロローグ(2024年発売)
  • 1997年型EVプラス
  • 2000年型インサイト(HV)
  • 2004年型FCX
  • 2020年型CR-Vハイブリッド
  • 2021年型アコード・ハイブリッド

ホンダ(本田技研工業)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは6月28日、北米における量販バッテリーEVモデルラインアップの第1弾として市場投入されるSUVの車名が『プロローグ』(Honda Prologue)になる、と発表した。

ホンダは2021年4月に、2050年にホンダが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルを実現する、と宣言している。北米地域では、2040年までに四輪販売台数の100%をゼロエミッション(=EV、FCV)にすることをめざす。

フル電動SUVのプロローグは2024年初めに発売され、新しい電動化時代の“序章”となる。2024年中には、「アキュラ」ブランドからもフルEVのSUVを発表する予定だ。いずれのモデルも、ゼネラルモーターズ(GM)の「アルティウム」バッテリーを採用し、両社共同開発のモデルとなる。

今回発表した2車種に加え、今後さらに、ホンダが開発を主導する新EVプラットフォーム「e:Architecture」を採用したモデルを、2020年代後半に投入するという。

アメリカン・ホンダモーター上級副社長、デイブ・ガードナーは「新型SUVのプロローグは、その名のとおり、カーボンニュートラルの実現に向けた先駆けとなる重要な車種だ。プロローグを、ホンダならではの優れた機能性とパッケージングを備えた製品として顧客に届ける」とコメント。

北米市場においてホンダの電動車は、1997年にBEVの『EVプラス』を導入して以来、ほぼ四半世紀に及ぶ歴史がある。ついでアメリカ市場初のHVである『インサイト』を1999年に導入、個人の顧客の手に渡った燃料電池車としては世界初の『FCX』は2002年だ。

アメリカン・ホンダモーターは過去3年間、電動車の販売実績記録を毎年更新してきた。2021年もその勢いは衰えず、上半期の記録を更新した。売り上げを牽引するのは『CR-Vハイブリッド』と『アコード・ハイブリッド』だ。

《高木啓》

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