【F1 モナコGP】フェルスタッペンがモナコ初勝利、ランキングトップに浮上

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モナコ公国・モンテカルロ市街地コースで23日、F1第5戦モナコGPの決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がモナコGP初優勝を飾り、自身初のランキングトップに浮上した。

前日に行われた公式予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)が最後のアタックでクラッシュし赤旗中断となったが、それ以前に出したタイムでポールポジションを獲得。逆転を狙っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はアタックできず2番手、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が3番手となった。

チャンピオンシップ・ランキングトップのルイス・ハミルトン(メルセデス)は7番手と低迷。カルロス・サインツ(フェラーリ)が4番手、ランド・ノリス(マクラーレン)が5番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が6番手と、ハミルトンの前に勢いのあるドライバーが多く並ぶ結果となった。

予選でクラッシュしたルクレールのマシンの修復は決勝レースに間に合ったが、決勝前のコースインラップでトラブルが発生。ピットに戻るも修復不能の判断で、母国モナコ公国でポールポジションからスタートするはずだったルクレールは、決勝レース前にリタイヤとなってしまった。

78周の決勝レースは2番グリッドのフェルスタッペンが一番前からスタートすることに。好スタートを決めたボッタスをうまく抑えて第1コーナーにトップで飛び込んだフェルスタッペンは差を徐々に広げ、ボッタスがピットインした30周目には4.7秒の差をつけていた。

ピットインしたボッタスだったが、タイヤが外れないトラブルが発生。これでリタイヤとなった。この周に4位ノリス、5位ガスリーもピットイン。ハミルトンは6位からの逆転を狙って前の周にピットインを済ませていたが、ノリスもガスリーもハミルトンの前でコースに復帰した。

ボッタスの脱落で2位に上がったサインツは32周目、トップのフェルスタッペンは33周目、前のマシンのピットインで8位から一時的にトップに立っていたセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は35周目にピットイン。これで上位のピットインがすべて終わったが、ペレスは作戦が決まり4ポジションアップの4位でコースに復帰。逆にハミルトンはセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)にも抜かれ、7位に転落した。

トップのフェルスタッペンは一時サインツに迫られる場面もあったが、最後は一気に差を9秒まで広げてモナコ初優勝。チャンピオンシップポイントは105ポイントとなり、7位で101ポイントまでしか積み上げられなかったハミルトンを逆転して、自身初のランキングトップに立った。またホンダとしては1992年のマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナの以来、実に29年ぶりのモナコ制覇となった。

2位はサインツ、3位はノリスとなり、メルセデス勢がいない表彰台は今季初。以下ペレス、ベッテル、ガスリーと続き、ホンダ勢は4台中3台がトップ6フィニッシュを果たした。

予選で16番手となった角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、スタートタイヤにハードを選択。63周走ってソフトタイヤに交換したが、前のマシンに抑えられ16位でフィニッシュした。しかしタイヤ交換直後にファステストラップを記録。これは惜しくもハミルトンに塗り替えられてしまったが、角田の速さを証明する結果となった。

次戦、F1第6戦アゼルバイジャンGPは6月4日から6日の日程で開催される。

■モナコGP 決勝レース結果
1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2. カルロス・サインツ(フェラーリ)
3. ランド・ノリス(マクラーレン)
4. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
5. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
6. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
7. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
8. ランス・ストロール(アストンマーチン)
9. エステバン・オコン(アルピーヌ)
10. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
11. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
12. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
13. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
14. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
15. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
16. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
17. ニキータ・マゼピン(ハース)
18. ミック・シューマッハ(ハース)
以上完走

--. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
--. シャルル・ルクレール(フェラーリ)

《藤木充啓》

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