ジープ コンパス に改良新型、表情変化…欧州で発表

新デザインのフロントグリルやヘッドライトを採用

リアはテールランプが新デザインに

10.25インチのフルHDデジタルインストルメントクラスター

ジープ・コンパス 改良新型
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ジープは4月6日、『コンパス』(Jeep Compass)の改良新型を、欧州からデジタルワールドプレミアした。

現行コンパスは2016年に発表された。コンパスは、ジープブランドの小型SUVだ。現行型は、17種類もの燃費性能に優れるパワートレインをグローバル市場で展開しており、ガソリンとディーゼルエンジンの豊富なラインナップを持つ。

また現行型は、ジープブランドらしいオフロード性能を追求した。ジープによると、クラス最高のオフロード走破性を備えているという。欧州での発売以来、現行コンパスはブランドの成功の推進力であり、全販売の40%以上を占め、最も評価の高いジープのひとつとしての地位を確立している、と自負する。

この現行コンパスの改良新型が、欧州からデジタルワールドプレミアされた。改良新型は、スタイル、テクノロジー、安全性、持続可能性など、すべての機能を大幅に進化させているという。

新デザインのフロントグリルやヘッドライトを採用

改良新型のエクステリアは、主にフロント部分に手を加えた。水平基調のデザインに変更することにより、従来よりもワイドかつアスレチックなフロントマスクとし、存在感を強調している。

従来型では、フォグランプハウジングを独立させていた。改良新型では、フォグランプをバンパー中央のワイドな黒い開口部に組み込んだ。ジープはこれを、フロントの「レイヤード」構造と呼ぶ。

ジープならではの7スロットグリルは、より立体的なデザインとし、ダイナミズムを強調している。新デザインのフルLEDヘッドライトが全車に標準装備された。このフルLEDヘッドライトは、従来よりもスリムで、滑らかなカーブが特長だ。細長いデイタイムランニングライトも配置が見直され、メインヘッドライトの上側に組み込まれた。バンパー下部の開口部とスキッドプレートは、ワイド化されている。

リアはテールランプが新デザインに

「リミテッド」グレードは、新しい18インチアルミホイールとブラックバンパーが特長だ。「S」グレードには、メタリックグレー仕上げ、ボディ同色バンパー、新しいマルチスポーク19インチアルミホイールが装備される。

車両の効率と安全性を高めるフルLEDデイタイムランニングライト、ハイビーム、ロービーム、フォグランプが採用された。新設計のLEDヘッドランプは、キセノンヘッドランプと比較して、明るさが約100%向上しているという。

リアもフロント同様、水平基調のデザインとした。テールランプは、内部のレンズ配置が見直された新デザインで、よりモダンで力強い外観を追求している。

10.25インチのフルHDデジタルインストルメントクラスター

改良新型のインテリアには、10.25インチのフルHDデジタルインストルメントクラスター、DABラジオ、8.4インチまたは10.1インチのタッチスクリーンを備えた「Uconnect 5」システムが用意される。このタッチスクリーンは、ダッシュボードの中央の高い位置に移動して、ドライバーが運転により集中できるようにした。

従来よりも5倍高速化されたプロセッサ、ワイヤレスのApple「CarPlay」、グーグル「AndroidAuto」、スマートフォン統合機能を備えたAndroidオペレーティングシステム、3Dの TomTomナビゲーション、自然な音声認識、「Uconnect」サービスも導入している。

センターコンソールは新設計された。収納スペースは従来型の2.8リットルの3倍の7.2リットルに増えている。さらに、新しいダッシュボード、センタートンネル、ステアリングホイール、ドアトリムパネルには、プレミアムな素材と仕上げを採用して、よりモダンで独特なスタイルにした、としている。

《森脇稔》

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