ダイムラーは3月20日、メルセデスベンツの小型商用車の『シタン』(Mercedes-Benz Citan)の次期型を、2021年後半に初公開すると発表した。EV版の『eシタン』のプロトタイプの写真を配信している。
現行シタンは2012年4月、メルセデスベンツのLCV(軽商用車)として誕生した。メルセデスベンツを擁するダイムラーとルノーの提携効果を生かし、ルノーのLCV、『カングー』をベースに開発されたのが、シタンとなる。
シタンとカングーとの違いは、フロントマスクだ。スリーポインテッドスターを配したグリルやヘッドランプは、シタンの専用デザインとなっており、メルセデスベンツ車の一員との主張を明確にした。
ラインナップは、カングーに準じる。ホイールベースや全長の違いによって、「コンパクト」、「ロング」、「エクストラロング」の3タイプを設定した。ボディの種類はパネルバンを基本に、商用ユースに対応した各種モデルを用意する。また、乗用ミニバンの『シタン ツアラー』もラインナップした。
このシタンの次期型も、ルノー日産三菱アライアンスとの協業によって開発され、ひと目でメルセデスベンツと識別できる車になるという。また、次期型に初設定されるEV版が、eシタンを名乗る。Spotted: Our new #MercedesBenz Citan with its e-sibling eCitan. We'll present our small van in the second half of 2021.
Dear van-fans, you better stay tuned! https://t.co/PWAaq3YpI0 pic.twitter.com/jy0d9bo8KB
— Daimler AG (@Daimler) March 19, 2021