欧州電動車販売は70%増、PHVは3倍に 2020年

アウディの新世代PHV。左から新型A3スポーツバック、Q3スポーツバック、新型Q3、Q8
  • アウディの新世代PHV。左から新型A3スポーツバック、Q3スポーツバック、新型Q3、Q8
  • BMW 3シリーズ のPHV「320eセダン」
  • メルセデスベンツGLC改良新型の PHV「GLC 300 e 4MATIC」
  • フォルクスワーゲン・ティグアン 改良新型のPHV「eハイブリッド」

欧州自動車工業会(ACEA)は2月4日、2020年の欧州市場における代替燃料車(EVやPHV、ハイブリッド車など)の販売実績を発表した。総販売台数は302万1762台。前年比は70.5%増と大きく伸びた。

302万1762台の中で最も多いのが、ハイブリッド車だ。2020年は144万7973台を売り上げ、前年に対して、51.3%増と増加した。

また、EVとPHV(プラグインハイブリッド車)は2020年、136万4813台を販売し、前年に対して約2.4倍と好調だった。このうち、EVは前年のおよそ2.1倍の74万5684台。PHVはおよそ3.1倍の61万9129台を売り上げた。

2020年の欧州におけるEVとPHVの市場シェアは、10.5%。前年の3%に対して、7.5ポイント増加している。

ACEAは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が自動車販売に前例のない影響を与えたことを受けて、各国政府が導入した需要喚起策は、とくに代替燃料車を刺激し、低排出ガス車とゼロエミッション車の需要をさらに促進した、としている。

《森脇稔》

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