600馬力で燃費20km/リットル、HKSが名機RB26DETTをチューン…東京オートサロン2021

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旧車に最新技術を注入、「アドバンスド ヘリテージ」がスタート

チューニングシーンを引っ張ってきたHKSは、過去のノウハウからパーツを最適な形で組み合わせコンプリートエンジンの事業を展開している。現在はRB26DETT(日産 スカイラインGT-R:R32、R33、R34)、VR38DETT(日産 GT-R)、FA20(トヨタ 86、スバル BRZ)、の3つのエンジンをラインナップ。

それぞれのエンジンごとに、RB26DETT 2.8L STEP2/STEP2 V-CAM/HIGH RESPONCE、FA20 2.2L STEP 1/2/3、VR38DETT 4.3L STEP3/STEP Proとユーザーの要求に合わせて多様なコンプリートエンジンを展開してきた。

今回の「アドバンスド ヘリテージ」プロジェクトもコンプリートエンジンを展開する点は同じだが、全く異なる発想からスタートしている。従来はハイレスポンス仕様を除いて、基本的には高出力を望む=“速いエンジンがほしい”ユーザーの要求に答えるための製品であった。

一方アドバンスドヘリテージでは、“最新のパーツ”そして“最新の開発技術”を取り込むことで、高出力化だけでなく環境性能も両立。旧車ならではのチューニングエンジンを残しながら、最新のクルマと遜色ない燃費性能を実現する、夢のようなコンプリートエンジンを創るプロジェクトである。

高出力かつ低燃費を実現するために、急速燃焼が可能なF1などのレーシングエンジンに採用される「プレチャンバ」、搭載角度が自由になり給排気系のレイアウトを最適化する「バーチカルターボチャージャ」、2つのプレナム(空気溜まり)でノック限界を向上する「デュアルインテーク」、デュアル化によって細かなインジェタの制御を可能とした「デュアルインジェクション」の4つの最新技術が盛り込まれている。

今回発表されたRB26DETTのプロジェクトでは、600馬力の出力を確保しつつ、燃費20km/リットルを両立させる。市販化については、HKSが50周年を迎える2023年のローンチに向けて開発が進められていく予定だ。

その他、特設ブースにはGRヤリスのチューニングカーが2台、GRスープラの2021年モデル(A91)、新型レヴォーグなど2021年のチューニングシーンを盛り上げる車両が勢揃い。また、ブースの周りには歴代のレーシングカーやタイムアタックマシンなど、HKSのヒストリーを象徴するクルマが並ぶ。

さらに、車高調整式サスペンションのハイパーマックスシリーズが「ハイパーマックスS」へとリニューアル。気になる方は、HKS プレミアムサロン オンラインのページをチェックしよう!

《後藤竜甫》

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