トヨタ カムリ・ハイブリッド に改良新型、表情変化…今秋西欧発売

新デザインのフロントバンパーやグリルを採用

新開発の9インチインフォテインメントタッチスクリーン

最新の「トヨタ・セーフティ・センス」

トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)
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トヨタ自動車の欧州部門のトヨタモーターヨーロッパは11月23日、改良新型『カムリ・ハイブリッド』(Toyota Camry Hybrid)を今秋、西欧市場で発売すると発表した。

トヨタは2018年秋、フランスで開催されたパリモーターショー2018において、カムリ・ハイブリッドの欧州仕様車を初公開し、『カムリ』を14年ぶりに西欧市場に投入すると発表した。

カムリは初代モデルを1982年に発売した。現在、世界100か国以上の国と地域で販売されており、累計販売台数は1900万台を超えている。現行型は、8世代目モデル。トヨタによると、年間販売台数は70万台以上で、世界で最も売れているD/Eセグメントセダンになるという。

現行カムリは、トヨタの新しいグローバル・アーキテクチャー、「TNGA」をベースに開発された。西欧市場へは、日本と同じくハイブリッドのみが投入されている。直噴2.5リットル直列4気筒ガソリン「ダイナミックフォース」エンジンにモーターを組み合わせた。欧州仕様のパワーは、ハイブリッドシステム全体で218hpを引き出す。トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)

新デザインのフロントバンパーやグリルを採用

エクステリアを変更した。フロントは新設計され、新形状のフロントバンパーとグリルによって、ダイナミズムや力強さ、ワイド感が表現されている。

フロントバンパーのグリルバーは側面に回り込んでおり、ワイドなスタンスを強調している。フロントバンパーのグリルは、ブラックまたはダークグレー仕上げ。グリルの装飾は、クロームまたはスライバーが選択できる。

改良新型では、新デザインの17インチと18インチのアルミホイールが選択できる。17インチは、スポーティな印象を与えるツイストV字型スポークが特長。18インチは、スリムな機械加工スポークとツイストダークスポークを組み合わせて、軽快でダイナミックな外観を実現している。

リアは、テールランプのデザインが変更された。ボディカラーには、新色のディープメタルグレーカラーが設定されている。トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)

新開発の9インチインフォテインメントタッチスクリーン

改良新型のインテリアは、新開発のフローティング9インチセンターコンソールマウントインフォテインメントタッチスクリーンがダッシュボードのより高い位置に配置された。これにより、視認性と使いやすさが向上している。

アップデートされたマルチメディアシステムは、より高速処理が可能なソフトウェアによって、レスポンスを引き上げた。Apple「CarPlay」とグーグルの「AndroidAuto」によって、 スマートフォンとの連携が強化されている。

新開発のベージュまたはブラックのプレミアムレザーシートは、シートの換気を行うスタイリッシュなヘリンボーンパターンのステッチが特長。ファブリックインサートが付いた新しいブラックレザーシートも用意している。

インストルメントパネルやコンソールパネル、ドアスイッチパネルの装飾は、2つの仕上げから選択できる。ブラックエンジニアードウッドの有機ベースパターンと、重なる直線を持つエレガントな複合パターンのチタンラインパターンが用意されている。トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)トヨタ・カムリ・ハイブリッド 改良新型(西欧仕様)

最新の「トヨタ・セーフティ・センス」

改良新型には、最新の「トヨタ・セーフティ・センス」が搭載されている。「プリコリジョンシステム(PCS)」には、昼間の対向車の検出機能が追加された。「エマージェンシーステアリングアシスト(ESA)」と「交差点ターンアシスト」も導入する。交差点ターンアシストは、ドライバーが交差点を曲がる際、歩行者との衝突の危険を警告し、自動ブレーキを作動させる。

全速度域対応の「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」と「ロードサインアシスト(RSA)」を組み合わせた「インテリジェントアダプティブクルーズコントロール」も設定される。これにより、交通標識や制限速度に合わせて、巡航速度を簡単に調整できる。カーブ減速機能もある。

「レーントレースアシスト(LTA)」は、車両を車線の中央に維持する。車両が車線から逸脱する危険があると判断した場合、車線逸脱を回避するために、ステアリングを修正し、ドライバーを支援する。より正確な車線検出や、車線変更後のより速い再アクティブ化などの改良が施されている。

《森脇稔》

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