21世紀最大で最後のフロンティア、アフリカでトヨタ「スターレット」復活[新聞ウォッチ]

トヨタ・スターレット
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

『スターレット』という車名を聞いて、ピンとくる人は年がばれそうだ。1980~90年代に低価格で買えるエントリーカーとして、若者などに人気を博したトヨタ自動車の小型車である。すでに、1999年に生産を打ち切っているが、その「スターレット」の名称を21年ぶりに復活して、トヨタがアフリカ市場で販売するという。

トヨタ車のアフリカでの販売を担う豊田通商が発表したもので、きょうの読売や日経などにも「スターレット復活へ、アフリカで、トヨタ・スズキ協業」などと取り上げている。

それによると、トヨタ、スズキの両社による提携の一環で、低価格の小さなクルマがお家芸のスズキから、インド工場で生産する小型車のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受け、トヨタのブランドで9月中旬から販売する。現地での販売価格としては130万円台からという。

アフリカと言えば「21世紀最大で最後のフロンティア」と呼ばれ、総人口が13億人、2050年には世界全体の4分の1にあたる25億人に膨れ上がるという試算もある。ただ、国別の投資額でみると、フランスを筆頭に、オランダ、米国と続くが、日本はトップ10位にも入らない。

トヨタの『ランドクルーザー』を除くと総じて日本車メーカーの出遅れが際立っており、トヨタ・スズキ連合は昭和の香りが漂う往年の人気車で巻き返しを狙うという。

2020年9月2日付

●自民総裁選 菅氏支持5派に拡大(読売・1面)

●国内新車販売8月は16%減 (読売・6面)

●スターレット復活へ、アフリカで、トヨタ・スズキ協業 (読売・6面)

●夢の「空飛ぶクルマ」有人飛行公開、トヨタ出身の社長設立、東京のベンチャー企業 (朝日・6面)

●三菱自、本社に新ショールーム (朝日・6面)

●非正規雇用悪化131万人減、7月過去最大(東京・1面)

●GoTo施設宿泊感染31人、利用のべ556万人 (東京・2面)

●ホンダ、傘下車部品3社にTOB(日経・13面)

●MRが変える製造現場、トヨタ、整備士が効率点検、堀江車輛、技能の伝承に活用(日経・15面)

●東京ゲームショウ、テンセントなど402社出展予定(日経・15面)

《福田俊之》

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