車ローンも支払い「先延ばし」、ホンダなど最大5か月猶予[新聞ウォッチ]

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  • としまえん跡地にできる予定の、ワーナーブラザーススタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッターイメージ(イメージ)

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

東京オリンピック・パラリンピックの開催延期に象徴されるように、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でイベントや事業の計画などが何かと「先延ばし」となるケースが目立っている。こうした中で、車を購入する場合にもホンダなどが、ローンの支払い開始時期を先延ばしにできる購入支援に乗り出しているという。

きょうの日経が「車購入、支払い猶予で支援」とのタイトルで、自動車各社の取り組みを紹介している。それによると、記事では「先行きの不透明感から高額消費には逆風が吹くが『密』を避けられる移動手段として、都市部などで新たに車の購入を検討する動きもある」としながら「支払い負担を一時的に軽くして、消費を後押しする」とも伝えている。

このうち、ホンダは金融子会社のホンダファイナンスを通じて、車ローンの支払いを最大5カ月先延ばしにできる支援を全国的に始めたという。また、日産自動車も車購入時に支払いを最大4か月間先延ばしできる「乗ってからのペイメント」を6月から開始。トヨタ自動車も返済を最大で5か月間猶予する「初回スキップ型クレジット」を開始したほか、返済に充てられるポイントを最大12万円分還元するキャンペーンも一部車種で始めたそうだ。

このほか、外資系メーカーの同様の取り組みも取り上げているが、ローンの支払いは、一定の期間猶予されても、購入価格が値引きされるものではない。日経といえば、7月には「トヨタが、新車の購入価格を実質5万~10万円引き下げる方針を打ち出した」とも報じていたが、今回の販売を後押しする記事では触れられていないのも奇妙な話。価格の引き下げとポイント還元などの実質値引きとでは意味が異なるだけに、あれは”お化け”記事だったのかも……。

2020年8月19日付

●コンビニ3社配送「相乗り」車両3割減・ルート調整課題(読売・3面)

●トヨタ、アマゾン提携拡大、「つながる車」強化狙い(読売・6面)

●航空再び減便拡大、9月感染増旅行自粛(読売・7面)

●ハリポタ魔法の世界へようこそ、2023年にオープン、映画セット内を探索、東京・としまえん跡(朝日・6面)

●EVスタンド整備強化、充電待ち解消へ(毎日・7面)

●燃費宣伝に差「おかしい」ハイオク「同品質」発言と矛盾(毎日・24面)

●配送ロボ普及カギは認知度、車道走行への「国民理解必要」(産経・10面)

●あおり運転疑い男逮捕、大分、厳罰化後で初めて(産経・25面)

●GoTo参加、宿泊業者4割、手続き負担、中小の登録低迷(東京・1面)

●車購入、支払い猶予で支援、ホンダ、最大5か月先延ばし、トヨタ、12万円分の還元も(日経・12面)

●お盆の人出、近場に集中、新幹線・在来特急、乗客76%減(日経・13面)

●ノキア、ダイムラーに勝訴、「つながる車」特許巡る訴訟(日経・13面)

《福田俊之》

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