【ホンダ フィット 新型】開発責任者「潜在ニーズから4つの“心地よい”を追求」

ホンダ・フィット新型(HOME)と開発責任者の田中健樹・本田技術研究所主任研究員
  • ホンダ・フィット新型(HOME)と開発責任者の田中健樹・本田技術研究所主任研究員
  • ホンダ・フィット新型に初搭載されたハイブリッドの「e:HEV」
  • フィット(東京モーターショー2019)
  • ホンダ・フィット新型のクロスオーバータイプであるCROSSTAR(クロスター)
  • フィットCROSSTAR(東京モーターショー2019)
  • フィットCROSSTAR(東京モーターショー2019)
  • フィットCROSSTAR(東京モーターショー2019)
  • フィットHOME(東京モーターショー2019)

ホンダは2月13日、4代目となる新型『フィット』を14日に発売すると発表した。顧客のライフスタイルによって5タイプから選べるようにしたほか、進化した安全運転支援システム「ホンダセンシング」や専用車載通信モジュールの「ホンダコネクト」を初搭載している。

全面改良は3代目を投入した2013年9月以来、6年5か月ぶりとなった。1.3リットルのガソリンエンジン車と、1.5リットルエンジンによる2モーター式に刷新したハイブリッド車(HV)があり、それぞれFFと4WDを設定している。コンパクトに新開発したハイブリッドシステムには「e:HEV」のブランド名を付け、このフィットからシリーズ展開する。

消費税込み価格は155万円台から253万円台まで。月間販売計画は1万台としている。選べる「5タイプ」は(1)シンプルな「BASIC(ベーシック)」、(2)生活になじむデザイン・快適性の「HOME(ホーム)」、(3)アクティブ に過ごしたい人への「NESS(ネス)」、(4)週末に出かけたくなる「CROSSTAR(クロスター)」、(5)スタイリッシュな「LUXE(リュクス)」---とし、5グレードを親しみやすいキーワードで表現している。

ホンダセンシングは車両前後に8個のソナーを配置するとともに前方には単眼のフロントワイドビューカメラを初採用した。渋滞時を含むアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ホンダ初となる車両近くの壁などの見落としに対する近距離衝突軽減ブレーキなど計11の機能を搭載した。

つながる技術では専用通信モジュールのホンダコネクトを、国内向けホンダ車としては初搭載し、安心と快適さをパッケージにした「ホンダ トータルケア プレミアム」を始める。エアバッグ展開時の自動通報やメンテナンスサポート、スマートフォンでの遠隔操作によるエアコンやドアロック操作などの基本パックは当初12か月無料、以降は月550円(税込み)と設定している。また、「BASIC」グレードをベース車両とした助手席回転シート車も用意した。

4代目の開発では、コンパクトカーに対する「潜在ニーズ」をホンダ独自の手法で探り、その結果(1)心地よい視界、(2)座り心地、(3)乗り心地、(4)使い心地---の「4つの心地よさ」を商品に反映することとした。例えば、「心地よい視界」のためには、フロントピラーの断面径を旧モデル比で半分程度に細くするなどの技術開発を行った。

開発責任者である本田技術研究所の田中健樹主任研究員は「“心地よいこと”を4代目フィット最大の価値とし、開発のコンセプトとした」と話す。潜在ニーズに着目したのは「初代モデルが大ヒットしたのは、小さいのに広い室内、低価格なのに燃費がいいといった当時の潜在ニーズに応えたから」だとし、4代目では改めて現在の隠されたニーズを探った。調査は海外3か国を含む4か国で約200人に本田技術研究所の専門部署が開発した手法でインタビューしたという。「心地よい」が顧客にどう響くか、4代目の注目点ともなる。

《池原照雄》

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