「日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020」の最終選考会67日、東京都内で行なわれ、トヨタ『RAV4』が“今年の1台”に決まった。選考委員でモータージャーナリストの諸星陽一氏はRAV4に10点を投じた。 日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2019-2020では、トヨタRAV4が436点でイヤーカーに選ばれた。『マツダ3』が328点で次点、3位はBWM『3シリーズ』の290点だった。 以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された諸星氏のコメント。 ☆☆☆ クルマの基本は「セダン」であると言われます。しかし現代では世界的にSUVのシェアが伸び、今や多くの人がSUVを求めるようになってきました。 日本でミニバンが隆盛を極めた時代は、日本だけのローカルな出来事だったので、私も「セダンがクルマの基本」だと考えていましたが、SUVがここまでシェアを伸ばしてくると「クルマの基本はSUV」だと言ってもおかしくないと考えるようになりました。ユーザーがSUVを求めているなら、SUVが基本と置き換えられていくのは正解だと思うのです。 そうしたことをベースと考えるようになった状態で、日本市場に復活したトヨタRAV4はまさにクルマの基本と考えていいモデルだと考えます。アメリカ市場を考えているモデルなのでボディサイズは大きめではありますが、2種のパワーユニットと3種の4WD+2WDという選択肢の多さが大きな魅力であり、走破性の高さも素晴らしいものでした。今後PHVも追加設定されるとのアナウンスもあり、将来的な可能性も含めて最高点数を与えました。2019年を振り返ったときに「RAV4が日本に復活した年」というキーワードも大切にしました。 ☆☆☆ 全投票点数(掲載はノミネート番号順) トヨタ・カローラ/カローラツーリング:5点 トヨタRAV4:10点 ホンダN-WGN/N-WGNカスタム:2点 マツダ3:3点 BMW3シリーズセダン:5点
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