[サウンドシステム構築論]ビーウィズだから可能なシステム

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ビーウィズ・MM-1D
  • ビーウィズ・MM-1D
  • ビーウィズ・MM-1D
  • ビーウィズ・STATE A6R series
  • ビーウィズ・Reference AM series
さまざまなやり方でシステム構築できるカーオーディオ。当特集では、その具体例を1つ1つ紹介してきた。最終回となる当回は、国産ハイエンドカーオーディオブランド“ビーウィズ”に焦点を当てる。同社製品だからこそ実践可能な“システムスタイル”を、詳細に解説する。

◆唯一無二のソースユニット『MM-1D』。これを使うことのメリットとは…。

“ビーウィズ”は、他のメーカーにはない独特なプロダクトを多々擁している。

どのように独特なのかを解説していこう。まずスポットを当てたいのはソースユニット。“ビーウィズ”はソースユニットに、唯一無二の製品をラインナップさせている。

その名は、『STATE MM-1D』(税抜価格:20万円)だ。当機はこれだからこその特長を主に4つ持っている。まず1点目は、「ルームミラー型をしていること」だ。結果、取り付け可能車種が相当に幅広い。ほぼすべての車種に装着可能だ。しかも、装着において特別な加工はほぼ不要。配線作業は多少手間が掛かることもあるが、本体の装着は「ルームミラーに被せるだけ」で完了できる。純正メインユニットが外せないクルマにも問題なく導入可能だ。

特長の2点目は、「対応メディアがCFカードであること」だ。当機では、“コンパクトフラッシュ(CFカード)”を介して音楽データが読み取られる。CDプレーヤーのような回転メカを必要としないので、振動が多い車内での使用に適していて、しかも一度に多くの楽曲データを車内に持ち込める。

特長の3点目は「純正メインユニットを活かせること」。同社のプロセッサー、もしくは初代『MM-1』に付属されていた“スマートインターフェース”を使うことで、または専用インターフェースユニットを付属した『MM-1DT/6』(税抜価格:31万円)を導入することで、純正オーディオのライン出力またはスピーカー出力を入力できる。『MM-1D』は、純正オーディオを活用することも前提とするソースユニット、なのである。

そして特長の4点目は、「音が良いこと」。信号の読み取り精度が高く、高解像度な音楽情報をシステムに供給できる。

『MM-1D』をソースユニットとして使用すると、スマートかつ高音質なカーオーディオシステムを形にできるのだ。

◆別筐体のパワーアンプを使って“マルチアンプシステム”が組める! さらには…。

“ビーウィズ”はさらに、パワーアンプとプロセッサーにも独自のコンセプトを注入している。結果、同社のアイテムを用いると「chセパレーションにこだわった“マルチアンプシステム”の構築」が可能となる。

まずパワーアンプが独特だ。同社は現在、パワーアンプを3シリーズ擁している。トップエンドシリーズが『P-1R』(税抜価格:18万円)、スタンダードシリーズが『P-100R』(税抜価格:7万円)。これらがすべて、“モノラルパワーアンプ”なのである。

ちなみにホームオーディオでは、究極のスタイルは「モノラルパワーアンプを用いた“マルチアンプシステム(1つ1つのスピーカーにパワーアンプの1chずつをあてがうシステム)”」だと言われているが、“ビーウィズ”のパワーアンプを用いれば、カーオーディオでもそれを実践できる。1つ1つのスピーカーユニットを1台ずつのパワーアンプで鳴らす“マルチアンプシステム”を構築できるのだ。こうすることでch間での信号干渉を相当に減らせるので、より高解像度で高S/Nな音楽再生が可能となる。

そしてなんと“ビーウィズ”は、プロセッサーでもchセパレーションを高めることにこだわり抜いた。現行のプロセッサー『STATE A6R series』は3モデルでラインナップが構成されているが、最上位モデル『STATE A6R MONO』(税抜価格:240万円)では、1帯域(1ch)あたりにプロセッサー1台ずつをあてがえる。

また、セカンドグレードとなる『STATE A6R DUAL』(税抜価格:80万円)では、左右の各chを1台ずつのプロセッサーで制御できる。実際のところはこれでも相当にchセパレーションが向上する。しかもベーシックモデルである『STATE A6R』(税抜価格:40万円)と比べてチューニング機能もかけ算で拡張する。より詳細なサウンドチューニングが可能となるのだ。究極は『STATE A6R MONO』だが、『STATE A6R DUAL』でも十二分にスペシャルだ。他では成し得ない特別なシステムを手にできる。

◆スピーカーも独特! 特に“オールP.P.C. 偏芯コーン方式”はスペシャリティ高し!

なお、“ビーウィズ”は、スピーカーにおいても独特なコンセプトを有している。現在同社は、スピーカーのラインナップを大きく2系統用意しているが、その両方で、これならではの使い心地が味わえる。

特に、『Confidence lllF』と『Accurate lllF』はスペシャリティが際立っている。これらには“オールP.P.C. 偏芯コーン方式”が採用されていて、これがとにもかくにも独特なのだ。

この方式が独特であるポイントは大きく2点。1点目は「中心をオフセットさせた振動板が採用されていること」。カースピーカーはリスナーに正対させて取り付けることが困難だ。ゆえに指向性特性をいかにコントロールできるかがサウンドの完成度を高める上でのポイントの1つとなり得るのだが、当方式では振動板の中心をオフセットさせた“偏芯コーン”が採用されているので、指向性制御の幅が広い。結果、より良好な音場感や定位感を得られるようになっている。

ポイントの2つ目は、「すべてのスピーカーユニットで同一素材が使われ同一構造が採用されていること」。これにより、高音から低音までをスムーズかつフラットに再生できる。

そしてもう1系統のスピーカーシステムである『Reference AM series』では、振動板素材に“AM(アルミ・マグネシウム)”が使われていることもさることながら、多彩な口径体系が取られていることが最大の特長だ。最新のスポーツカーやプレミアムカーでは、8cmから10cm程度の口径のスピーカーが使われることが多くなっているが、当シリーズでは8.8cmスピーカーもラインナップに加えられていて、車種対応のフレキシビリティが高められているのだ。ちなみに8.8cmスピーカーはセンタースピーカーとしても使用可能だ。

“ビーウィズ”ならではの高音質をより手軽に楽しみたいと思ったら、『Reference AM series』にもご注目を。

さて、計10回にわたりお贈りしてきた当特集はいかがだったろうか。カーオーディオは創意工夫を発揮させることで楽しみ方の幅が広がっていく。システムスタイルの選択においても、いろいろなファクターを勘案しながら、自分なりの形を探し出すベシ♪

『サウンドシステム構築論』Part10 「ビーウィズ・システム」を楽しむ!

《太田祥三》

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