アントワークスは5月24日、東京都国分寺市北町1丁目の五日市街道沿いに、新業態「焼肉まる秀」の1号店をオープンさせる。早川代表は、オープンに先がけて実施したメディアむけ発表会の場で、新業態へと参入する理由、自身の地元・武蔵小金井ちかくに1号店を構えたわけを説明。そして個別インタビューでは、大型二輪免許をもつバイク好きであることも教えてくれた。
◆生粋のヤンチャ魂、4台の大小バイクを駆ってロードサイドをチェック

「えっとね、大きい順から、BMW『K1300シリーズ』でしょ、それからドゥカティ『モンスター1200R』、あとホンダ『CB900F』という旧車をいじくり回したやつと、ホンダ『モンキーBAJA(バハ)』のフルチューン」(早川代表)
ドイツとイタリアのパワフルな大型車から、現在も中古市場で100万円以上の値段がつくCB900F、そしてこのドヤ顔には似合わないとも思えるかわいいモンキーにもまたがる。そして、こうした個性いっぱいのバイクに乗って、「ロードサイドの飲食店は、いまどんなのが流行ってるのか、トレンドはなんだろうっていう視点で走るときもあるよね」と早川代表。
「クルマに乗ってても、バイクにまたがってても、電車のなかにいるときも、街をよく見るしね。そこを歩いてる人も観察するしね。で、『あっ、いまだったらこんな店いいんじゃねえの』とかさ。なんだろうね、おれもう50歳超えてるんだけど、感覚的には30代の気持ちでいるよ」
◆すた丼屋が新たに手がける焼肉店、その根底の想いは不変

「創業からの、『若いやつらに安くて旨いものを腹いっぱい食べて頑張ってほしい』という想いは変わらない。で、なんで焼肉かっていうと、おれ自身も若いころって大した焼肉なんて喰ったことなかった。歳を重ねて、都会でちゃんとした焼肉を食べたときに、本物はうまいって思った」
「で、いろいろ探しているうちに出会った薩摩牛で、1号店を出そうと。この薩摩牛は、4等級以上の鹿児島県産黒毛和牛。この『焼肉まる秀』は、薄利でも安価で旨い肉を食べてもらいたいっていう想いと、安心して上質な食材を大衆価格で提供していきたいっていう想いが込められてる」(早川代表)
そこで、気になるのは、なぜ五日市街道のロードサイドか。国分寺か。早川代表は、すた丼屋のルーツとともにこう語ってくれた。
◆すた丼は、バイクに乗りながら世界をめざす

そう語る早川代表に最後、こう聞いた。「バイクに乗りながら、なにを考えてるのか」と。すると早川代表は「うーん、なんだろうなー、まああれかな」と前置きしてすぐにこう答えてくれた。
「世界だね。ニューヨーク、ロサンゼルス、香港とテストマーケティングして、2015年にシカゴ、2016年にカルフォルニアのトーランスに出店してるんだけど、もっともっと海外へ出ていきたいよね。ちなみにね、この『焼肉まる秀』も次の2店目がもう決まってんのよ。次はね、昭島」