スズキは「人とくるまのテクノロジー展2019」に四輪・二輪・マリンからそれぞれの最新製品を一つずつ展示・紹介した。その製品とは『ジムニー』『KATANA(カタナ)』『スズキ・ダイアグノスティックシステム・モバイル(SDSM)』だ。 そして、その前面を飾ったのが今夏に国内で発売予定のKATANAだ。KATANAについては詳しく説明するまでもないが、1981年に欧州向けに輸出販売が開始されるやいなや爆発的なヒットとなり、日本でもその逆輸入車が二輪愛好家に人気を呼んだ。しかし、2000年にエンジンが環境規制に対応することが難しいということで生産を終了。ファンの間では伝説的なバイクとして語り継がれていた。 そんなKATANAの歴史を踏まえ、新たに開発したのが今回展示した新型KATANAだ。同社関係者によると、高揚感のある加速とストリート走行に適した扱いやすさを実現するため、『GSX-R1000』をベースに改良した999cc直列4気筒エンジンを軽量フレームの車体に搭載し、3段階から選択可能なトラクションコントロールやABS、倒立フロントフォークなどを装備して、従来のKATANAに比べて格段に乗りやすくなったそうだ。 ジムニーは2018年7月、4代目として20年ぶりにフルモデルチェンジするや大人気となり、一時注文しても1年以上待たないと納車されないほどだった。今回は車両とともに、パネルでその特徴を「伝統の基本構造の継承と最新技術の融合」という形でわかりやすく紹介。走破性や先進安全性、積載性、機能性を強調していた。 SDSMはユーザーが船外機のエンジン情報をスマートフォンで簡単に取得できるアプリケーションで、後付けもでき、迅速なアフターサービスが可能になるそうだ。「船外機とセットでシステムのひとつとして販売していきたい」と同社関係者は話していた。 ただ、スズキのブースで一番人気があったのは、奥にあった「ジムニーVRシミュレーター」体験だった。常に10人弱の来場者が並んでいた。10分ほどのものだが、砂浜や砂利道、雪道、岩山をあたかもジムニーで走っているような体験ができる。もちろんステアリングやシートへの衝撃も路面に合わせて感じられるようになっている。操作を誤ると、道を外れたり、岩山を登れないこともあるそうだ。
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