アウディ、完全自動運転時代をシミュレート…通勤時間は3分の1に短縮へ

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アウディがシミュレートした完全自動運転時代
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アウディ(Audi)は9月18日、将来実用化されるであろう完全自動運転車が、日常生活をどのように変えるかを調査した「25th Hour-Flow」プロジェクトの結果を発表した。

アウディはカールスルーエ技術研究所とミュンヘンのコンサルタント企業のMobility Partners社と協力。アウディの本拠地のドイツ・インゴルシュタットにおいて、モビリティの将来をシミュレートした。

この調査によると、完全自動運転が実用化された場合、通勤時間は3分の1に短縮できる可能性があり、カーシェアリングの普及と相まって、車1台あたりの乗客数、いわゆる占有率が増加し、現在よりも1割多くの人を運ぶことも可能になるという。

また、完全自動運転が交通ネットワークに組み込まれれば、例えば4車線の道路の1車線を歩行者や自転車専用レーンにすることも可能に。自動運転車の台数が増えるにつれて、運転免許証を持たない高齢者や子どもたちがモビリティにアクセスできるようになり、便利なロボットタクシーが有力な公共交通手段になり得るという。

アウディは、デジタル化と都市化は、都市、モビリティ、ユーザーの行動を変える。将来の自動車のコンセプトは現在開発されており、スマートで効率的なモビリティシステムの開発と融合する必要がある、としている。

《森脇稔》

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