F1第14戦イタリアGPの決勝レースが2日、モンツァサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が45周目にキミ・ライコネン(フェラーリ)を抜き去り、今季6度目、通算66度目の優勝を飾った。母国グランプリでフロントローからスタートしたフェラーリの2台に襲いかかったルイス・ハミルトン(メルセデス)は、1周目にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を攻略して2位へ。その後1周目に入ったセフティーカーが4周目にピットインしレースが再開すると、すぐにキミ・ライコネン(フェラーリ)を抜いてトップに躍り出た。しかしライコネンは直後にトップを奪い返し、その後は約1秒差でのせめぎあいとなった。20周目にハミルトンがピットインする素振りを見せたため、これに反応してライコネンがピットイン。しかし後ろを走るハミルトンはピットインせず通過し、28周目にピットインを敢行。ライコネンの5秒後ろでコースに戻ったが、フレッシュなタイヤであっという間に追いつき、2台は激しいバトルとなった。そしてレースも残り8周となった45周目にハミルトンはライコネンをオーバーテイク。その後は徐々に差を広げ、今季6度目の優勝を飾った。ライコネンはすり減ったタイヤに苦労しながらも何とか2位でチェッカー。3番手でチェッカーを受けたのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、途中バルテリ・ボッタス(メルセデス)との接触で5秒加算ペナルティとなり、最終結果は5位。代わってボッタスが3位となった。ベッテルは1周目にハミルトンと接触してスピン。ほぼ最後尾に落ちたが、そこから素晴らしい追い上げを見せて5番手でチェッカー。タイムペナルティのフェルスタッペンの前、4位の結果となった。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが15位、ブレンドン・ハートレーはスタート直後の接触でタイヤがバーストし、1周目リタイヤとなった。F1イタリアGP 決勝結果1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)2. キミ・ライコネン(フェラーリ)3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)4. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)5. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)6. ロマン・グロージャン(ハース)7. エステバン・オコン(フォース・インディア)8. セルジオ・ペレス(フォース・インディア)9. カルロス・サインツ(ルノー)10. ランス・ストロール(ウィリアムズ)11. セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)12. シャルル・ルクレール(ザウバー)13. ストフェル・バンドーン(マクラーレン)14. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)15. ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)16. マーカス・エリクソン(ザウバー)17. ケビン・マグヌッセン(ハース)以上完走[追記]6位ゴールのグロージャン(ハース)はレース後、他チームからの指摘により車体フロアの適法性に関する調査を受け、失格となった。ただしハースはこの件を控訴する意向の模様。