アウディと8月2日、エリクソンと提携を結び、次世代の移動体通信システム「5G」の自動車生産への導入に向けて、協力すると発表した。
5Gは、現行の「4G」をさらに進化させたもの。4Gよりもさらに膨大なデータ量、大量のデバイスとの接続、大幅な遅延削減を可能にし、次世代の移動体通信システムとして期待されている。
アウディとエリクソンは、この5Gを自動車生産に導入することを目指して、共同で取り組む。具体的には、両社は共同プロジェクトの第1段階として、自動車の車体接着工程において、5Gの無線通信でロボットを稼働させるアプリケーションをテストする計画。
なおこのテストは、ドイツのアウディ生産研究所の技術センターにおいて、行われる予定。
アウディは、ドイツ・インゴルシュタット工場に加えて、他のアウディグループの工場でも5Gが使用できるかどうか検討していく、としている。