2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいてSUBARU WRX STIで戦うSTIチームは一周約25kmのサーキットを112周。レース終了1時間前に車両が停止してピットでの緊急作業をおこなったものの、そこまで稼いだリードに助けられてSP3Tクラスの優勝を獲得した。STIの平川良夫社長はレースを振り返って以下のように語った。「最初の1時間と最後の1時間に(ピット作業を伴う)トラブルがあったので、走った時間は約22時間でした。その22時間のなかで24時間分の走りをしてくれたドライバーとそれを支えたチーム員に感謝したい。最初のトラブルによるピット作業で1時間ほど遅れて大きく順位を落としました。しかし、夜から降り出した雨の中でクラストップの車両を追い上げ、追い抜いた後に稼いだマージンのおかげで最後は救われました。終盤に赤旗が出た時、もうこれで(レースが)終わると思って我々は油断をしてしまった。クルマを雨の下に置きっぱなしにしたことが(ゴール1時間に車両が停止してピット作業をおこなった)トラブルを生んだのかもしれません。ボンネットに熱を逃がす穴が開いているのですが、クルマが止まった状態だとそこから雨がエンジンルームに入ってしまう。その影響で、コネクターなどに水がついて電気系統のトラブルを呼んだようです」。夜の走行でWRX STIは、前を走っていた同クラスの車両に1周で約1分という大きなラップタイム差をつけながら周回を重ねて追い詰めた。そこに、4つのタイヤで駆動力を路面に伝えるAWDが優位に働いていたことは疑う余地がない。「(WRX STIは)4輪のトラクションがあるのでしっかり走れます。滑りやすい路面でも挙動が乱れにくい。その結果、雨の夜という厳しい環境でもドライ路面に近い速さで走り続け、GT3マシンと同等のラップタイムで走れたのは有利に働きました。今年至らなかったことをしっかり見つめなおし、来年に挑みたいと思います」
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