テスラ モデルS でEVレース実現へ、パワーは778hp…FIAが承認

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テスラ・モデルSのP100Dレーシングカー
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市販EVによるツーリングカーレース開催を目指す「エレクトリックGT」は、テスラ『モデルS』によるEVレースが、FIA(国際自動車連盟)から承認された、と発表した。

エレクトリックGTは、テスラモデルSの最強グレード、「P100D」によるEVレースを計画中。テスラは2016年8月、モデルSに新グレードのP100Dを設定すると発表。すでにテスラは、モデルSに「P90D」や「P85D」をラインナップ。2016年夏に発表されたP100Dは、さらなる高性能グレードとして追加されたもの。

モーターは、最大出力760hpと強力。二次電池は、蓄電容量を100kWhへ大容量化。これにより、1回の充電での最大航続可能距離を、米国EPA(環境保護局)予想モードで507km、欧州予想モードで613kmへ拡大する。

P100Dにも、「ルーディクラス」(Ludicrous)と名付けられた加速モードを採用。P100Dはルーディクラスモードの場合、0‐96km/h加速は2.5秒と、圧倒的な加速性能を実現した。

今回、このモデルSのP100DによるEVレースを、FIAが承認。すでに、モデルSのP100Dのレーシングカーは、FIAの衝突テストに合格。最大20台がエントリーして、近い将来、EPCS(エレクトリック・プロダクション・カー・シリーズ)を開始する予定。モーターのパワーは、778hpまで引き上げる、としている。

《森脇稔》

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