映像に入り込む人間を、みんな消しちゃえ---。旭化成は、「地図アプリの次に来る顧客誘導テクノロジー」と題した“透明人間テクノロジー”を公開。技術名は「透け撮るんSKETOLN」。ウェブカメラがとらえた映像に映り込む人間を、リアルタイムにすべて消してしまうという技術で、WEBカメラが撮影した“生画像”はすべて即廃棄し、個人識別などはいっさいしない。さらにカメラの近くにモニターを設置し、配信内容を周辺ユーザーに開示。公開映像は、無人の背景画像と、人間の輪郭線のみが配信される。この技術、どんなシーンで使われるか。同社担当者はこう教えてくれた。「たとえば、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア。女子トイレの角にカメラを置き、トイレ待ちの行列をとらえる。リアルに待っている人たちの表情やプライバシーはすべて削除されて輪郭だけが線で表示されるので、行列の状況、混雑具合が直感的にわかる」「この映像を、スマートフォンなどで閲覧できるように配信すると、たとえば『パパ、次のサービスエリアのトイレより、その次のパーキングエリアのトイレのほうが空いてるから、2つ先のパーキングエリアに入ってくれる?』といったやりとりが想像できる」トイレのほか、飲食店や駐車場と行った場でも、この透明人間テクノロジーが「活躍する時代がすぐそこまでやってきている」という。
旭化成のリチウムイオン電池セパレータ「ハイポア」、豊田通商が北米車載用電池市場に供給 2025年7月31日 旭化成の子会社Asahi Kasei Battery Separator America(AKBSA…