VW、e-ゴルフ と ゴルフGTE の受注開始…電動化車両を4モデルに拡大

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フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、新型電気自動車(EV)『e-ゴルフ』とプラグインハイブリッド車(PHEV)『ゴルフGTE』の新型モデルを発表、10月19日より受注を開始した。

VGJでは、『ゴルフGTE』『パサートGTE』『パサートGTE ヴァリアント』、計3モデルの電動化車両を国内販売しており、今回の新型e-ゴルフの導入によって、電動化車両は計4モデルとなる。

e-ゴルフは、『e-up!』に続くVWの市販EV第2弾として、2014年にドイツ、米国で発売。日本にも2015年央の市場投入が正式発表されていたが、発売が延期となっていた。

今回導入する新型e-ゴルフでは、駆動用リチウムイオンバッテリーの性能向上でサイズを変えることなく総電力量を35.8kWhに強化。航続距離は従来の215km(JC08モード)から301kmへと大幅に伸ばした。充電方式は200Vの普通充電(3kW/6kW)と急速充電規格「CHAdeMO」の双方に対応。電気モーターは最大出力136ps、最大トルク290Nmを発生し、EVらしい優れた加速感を味わえる。

また、4段階に調整可能なブレーキエネルギー回生システムを採用。通常の「D」レンジでは走行抵抗を極限まで減らすコースティング(滑走)走行し、「D1」「D2」「D3」の順でシフトすると、回生ブレーキが強くなって、より積極的に充電、さらにシフトレバーを「B」にすると、回生ブレーキの利きは最大となる。走行モードは「ノーマル」「エコ」「エコ+」の3種類を用意。モーターの出力、エアコンを制御し、航続距離を調整できる。

一方、新型ゴルフGTEは、最大出力150psの1.4リットル直噴ターボエンジンと、同109psの電気モーターを統合したPHEVシステムを搭載。ハイブリッド燃費は19.9km/リットル(JC08モード)、EV走行可能距離は45.0kmを達成している。

走行モードは、EV走行できる「Eモード」や最適な燃費で走行できる「ハイブリッド」など5種類を用意。「バッテリーホールド」では充電量を一定に保つために再充電しながら走行、「バッテリーチャージ」では駆動用バッテリーを優先的に充電、「GTEモード」ではシステム最大出力を発生させるとともに、アクセル反応、変速ポイント、ステアリングのアシスト量を変化させ、スポーティな走りが楽しめる。

なお両モデルとも、オンライン充電ステーション検索や、予約充電なども行えるEV/PHEV専用サービス「e-Remote」に対応するほか、ゴルフファミリー共通の先進・安全装備を搭載する。

価格はe-ゴルフが499万円、ゴルフGTEが469万円。クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金を充当した実質負担額はe-ゴルフが468万9000円(補助金30万1000円)、ゴルフGTEが449万円(同20万円)となる。なお、ゴルフGTEは正規ディーラーで通常モデル同様に販売するが、e-ゴルフについては、インターネット専用サイトからの申込み(12月25日まで)とし、今年末から納車する。

《纐纈敏也@DAYS》

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