気軽でカッコイイ、それが250ccスーパースポーツ。最近売れているカテゴリーだ。その中心的存在がヤマハ『YZF-R25/ABS』。スタイリッシュで完成度は隅々まで高い。もう弟分だとか廉価分だなんて言わせない。若い人には伝わらないかもしれないが、80~90年代の250ccレーサーレプリカなら前傾ポジションがきつくて、長い時間は乗っていられなかった。しかしどうだ、YZF-R25/ABSのセパレートハンドルは適度な高さで首も腰も痛くならない。エンジンもピーキーじゃないし、扱いやすくてライディングはイージー。街乗りはもちろんのこと、高速道路だって無難にこなし、ワインディングを軽快に駆け抜け、ツーリング先の田舎道をトコトコ走っても気持ちがいいのだ。取り回しは軽いし、燃費だっていい。そしてなにより、ライディング性能のレベルが高いことがYZF-R25/ABSの持ち味。ハンドリングはかなり軽快でフットワークが良いのだが、しっかりとした落ち着きもあるから安心してコーナリングができる。36PSを発揮するDOHC4バルブ並列2気筒エンジンは、ライバル勢と比べると中低速では比較的ピックアップが穏やかで扱いやすく、ストリートでもスムーズだが、本領発揮は5000rpmを超えてから。トルクに盛り上がりが出てきたと思うと、そのままピークとなる1万2000rpmまで吹け上がって、パンチの効いた伸びやかな加速を体感させてくれるのだ。アクセルを全開にして、高回転域まで引っ張りきってエンジンパワーを絞り出す。あぁ、なんて楽しいのだろう。大排気量モデルでは、こうはいかない。ビギナーにも乗ってもらいたいし、YZF-R25/ABSならベテランも満足できるはず。技量を問わずYZF-R25/ABSに乗れば「スポーツライディングって楽しい!」と、きっと思うはずだ!!■5つ星評価パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★コンフォート:★★★足着き:★★★★オススメ度:★★★★★青木タカオ|モーターサイクルジャーナリストバイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。
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