【オートモビルカウンシル2017】マツダはロータリーの歴史を展示「飽くなき挑戦を続ける」

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  • 商品本部ロードスターアンバサダーの山本修弘(やまもとのぶひろ)氏
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  • 初代ロードスター(通称NAロードスター)
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マツダはオートモビルカウンシル2017に出展した。展示のテーマは「飽くなき挑戦の歴史 - ロータリーエンジン誕生50周年」。マイルストーンとなるロータリーエンジン搭載車を展示している。あわせて、初代NA『ロードスター』のレストアサービス開始に際して、レストア済みのNAロードスターも展示中だ。

マツダ商品本部ロードスターアンバサダーの山本修弘(やまもとのぶひろ)氏は、プレスカンファレンスに登場し、様々な困難を乗り越えてきたロータリーエンジンの歴史についてと説明した。「ロータリーエンジンを初めて実用化するための開発は、1960年代の自動車メーカー再編のなかで、マツダの生き残りをかけた闘いだった。また、オイルショックによるロータリーエンジン撤退の危機は、不死鳥の伝説になぞらえて『フェニックス計画』と呼ばれ、その中で技術者たちは闘ってきた」

またNAロードスターのレストアサービスについて、「マツダ車を大切に長く乗っていただいているお客様への感謝と、そのご期待に応えるためにレストアサービスを始める。2017年内に受付を開始し、2018年初頭からレストア作業を開始する。再供給するパーツは、ビニール生地のソフトトップ、ブリヂストン製タイヤ『SF325』、NARDIウッドステアリングとシフトノブで、2018年初頭よりマツダ系列販売会社から発売予定だ」と紹介した。

そして山本氏は「ロータリーエンジンのヘリテージを大切にし、これからも飽くなき挑戦を続けてまいります」と締めくくった。

マツダは、2019年にレンジエクステンダーEVに発電用のロータリーエンジンを搭載する可能性を示唆している。ロータリーエンジンは小型軽量で振動が少ないうえ、発電向けとなれば燃費効率のいい領域だけを使えるというメリットがある。

今回の展示は、ロータリーの復活に向けて、これまでの開発の歴史を振り返りながら、ロータリーエンジンの価値をより深く理解できるものとなっている。

オートモビルカウンシル2017は千葉市の幕張メッセにて、6日まで開催予定。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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