三菱とルノーとの関係は大正6年から…三菱の航空エンジン史

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三菱とルノーとの関係は大正6年から…三菱の航空エンジン史
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『三菱 航空エンジン史』
大正六年から終戦まで
松岡久光著
中西正義監修
発行:グランプリ出版
定価:2000円(消費税抜き)
2017年7月25日刊行
ISBN978-4-87687-351-7

現三菱重工が航空発動機研究を開始して今年で100周年を迎える。それを記念し、『三菱 航空エンジン史~大正六年から終戦まで』が刊行された。

第一次世界大戦において、飛行機は大いに軍事的な役目を果たした。こうした飛行機の目覚ましい進歩に着目した三菱グループは、この飛行機市場が成長することを見越し、飛行機用発動機の製造に乗り出したのだ。つまり、三菱重工はエンジン製造メーカーとしてスタートしたのである。

本書によると、海軍から大正6年=1917年に、ルノーが制作していたエンジンの試作要請があり、これが三菱での飛行機関係の最初仕事であったという。次いで、フランスのイスパノ・スイザと技術導入契約が結ばれた。

このイスパノ・スイザとは、クラシックカー好きにとっては良く知られている、高級車製造メーカーである。この名前は、スペインとスイスという意味で、マルク・ビルキヒトというスイス人が、スペインにおいて製造を開始したことからその名がつけられた。第一次大戦時、ビルキヒトは戦闘機エンジンの製造に乗り出し、フランスでも製造されたのである。その技術が高級車イスパノ・スイザに生かされていた。

さて、本書ではそのイスパノとの契約締結時のエピソードを含め、終戦までの三菱が製造した数多くの名機について、事細かに触れられている。更に発動機略称一覧表や受注量等年度ごとにまとめられていることから、非常に高い資料性も備えている。

なお本書は2005年に同タイトルで三樹書房から出版されたものの、内容はそのままに軽装版としたものである。

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《内田俊一》

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