アウディのミドルクラスサルーン『A6』のハイパフォーマンスモデル、『S6』次期型プロトタイプが、ニュルブルクリンクに初めて姿を見せた。
高速テストに現れた開発車両はカモフラージュも軽くなり、大径エアインテークや、シャープなLEDヘッドライト、伝統的なノッチバックセダンスタイルが確認できる。またS6ならではの迫力あるクワッドエキゾーストパイプも見えた。
次期型では「MLB evo」プラットフォームを採用。空気抵抗を抑える滑らかなフロントエンドにより、過去最高のエアロダイナミクスを実現すると共に、ホイールベースを延長し、実用性も向上している。
パワートレインは、現行モデルの4リットルV型8気筒を廃止。ポルシェ『パナメーラ4S』から移植されるダウンサイジングエンジン、2.9リットルV型6気筒ターボを搭載し、最高出力は440psを発揮するとレポートされている。
次期A6のハイライトは、今夏発表される『A8』新型にも搭載予定の「レベル3」自動運転だろう。「レベル3」は速度が60km/h以下の状況で手放し運転が可能になり、物理的にはスマホの閲覧・操作や読書が可能。本格的な自動運転時代の到来に向け、注目されている。
ワールドプレミアは2018年春頃が有力とされている。
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