【タミヤ 1/6アフリカツイン 発売イベント】超絶! モデラーは挑戦せよ!! 組立可動式チェーン…CB750FOUR初期型以来の復活

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「自分が小学生のときは嫌になっちゃって、作れませんでしたけど……」

そっ、そこまでやるか! そのこだわりは驚くばかりだ。タミヤが新発売したプラスチックモデル『1/6オートバイシリーズ Honda CRF1000L アフリカツイン』の開発者・海野剛弘さんが、どうしても商品化したかったのが『ディテールアップパーツシリーズ 1/6オートバイ用 組立式チェーンセット』(税込み3240円)。

忠実に再現されたアフリカツインは見事なまでの完成度を見せ、そのキットにはドライブチェーンもちゃんと同梱されている。しかしそれは一体型樹脂製。もう1ランク上を海野さんは目指したのだ。

「特にアフリカツインのようなオフロードモデルですと、独特のたるみとかがありますよね。そういうのを再現したかったのです」

樹脂製プレートと金属製ローラーを専用の治具を使って連結すると、本物のドライブチェーン同様に200コマのチェーンが出来上がる。「オートバイのドライブチェーンのリアルな回転も楽しめます」。たしかに、まるで本物のチェーンだ。見た目だけでなく、その動きも。

じつは海野さん、小学生時代に同社の『1/6 Honda CB750 FOUR』を組み立てるときにこれに挑戦したが、「作れませんでした」という苦い過去が。CB750 FOURは1/6オートバイシリーズの最初の製品だ。

難しかったのは海野さんだけではなかったようで、CB750 FOURの後期からその後の製品では、ドライブチェーンは一体型樹脂製になった。今回、海野さんの強い要望で、組立式チェーンが別売りというカタチで復活したわけだが、我々一般ユーザーも製作途中で嫌にならないのだろうか。

その辺を聞いてみると、「作るのは簡単ですよ。ただし、ちょっと根気がいるかも。だいたい3時間もあれば、できると思います」とのこと。タミヤ広報マンの山本暁さんも「クルクル回して、ニヤッと笑っていただきたい」と、アピールするしかない。

海野さんの熱い想い。模型ファンにとってはたまらないはず!
【タミヤ 1/6アフリカツイン 発売イベント】
1. 次々に飛び出す! 実車と模型、両開発者の秘話
3.リムにスポークを組むのも実車と同じように! タミヤのこだわりにホンダ開発陣も舌を巻く

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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