【e燃費アワード2016-2017】新型 プリウス、実燃費日本一に返り咲き…24.3km/リットル

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イードが運営する燃費管理サービス「e燃費」は4月3日、1年間に集計した実用燃費データを集計し、ランキング形式にまとめた「e燃費アワード2016-2017」を発表。総合部門トップは実燃費24.3km/リットルのトヨタ『プリウス』となった。

今回で11回目を迎える「e燃費アワード」は、イードが運営する燃費管理サービス「e燃費」のユーザーが投稿した実燃費データを元に、「実燃費ランキング」および「カタログ燃費達成率ランキング」を作成し、優れた数値を出した車種を表彰するもの。「新型車部門」「ガソリン車部門」「ハイブリッド車部門」「軽自動車部門」「輸入車部門」「カタログ燃費達成率部門」「ディーゼル車部門」「総合部門」の計8部門の優秀車を発表した。

新型車部門では、2016年11月に発売された日産『ノート(e-POWER)』(21.2km/リットル)が唯一の実燃費20km/リットル超えで1位を獲得。電気自動車(EV)と同じモーターで走行し、その電源をガソリンエンジンから供給するというコンセプトで優れた燃費性能を発揮した。2位にはホンダ『フリード(ハイブリッド)』(18.4km/リットル)が、3位にはスズキ『イグニス』(17.7km/リットル)がランクインした。

ガソリン車部門では、「デュアルジェットエンジン(DJE)」を搭載するスズキ『スイフト』(17.7km/リットル)が2年連続で1位を獲得。2位は特徴的なトランスミッション「DSG」を搭載するフォルクスワーゲン『up!』(16.8km/リットル)、3位はホンダ『フィット』(16.6km/リットル)だった。

ハイブリッド車部門は、トヨタ『プリウス』(25.1km/リットル)がフルモデルチェンジで1位に返り咲き、総合部門トップとのW受賞。エンジンの熱効率を40%以上に高め、トランスアクスル、モーター、電池といった各ユニットをよりコンパクト、軽量化したことで、ライバルを圧倒する結果を出した。以下、2位はトヨタ『アクア』(22.7km/リットル)、3位はホンダ『フィット(ハイブリッド)』(21.9km/リットル)がランクインした。

軽自動車部門は、昨年に引き続き、スズキ『アルト』(23.5km/リットル)が1位。大幅な軽量化と充電制御「エネチャージ」の採用など、徹底した燃費改善技術の投入により、ライバルに大きく差をつけた。以下、2位にはダイハツ『ミライース』(21.7km/リットル)、3位にはスズキ『ワゴンR』(21.1km/リットル)が続いた。

輸入車部門では、VW『up!』(16.8km/リットル)が3年連続トップ。2位はボルボ『V40 D4』(15.8km/リットル)、3位はフォルクスワーゲン『ポロ』とBMW『3シリーズ(ステーションワゴン ディーゼル)』が15.4km/リットルで同着だった。

JC08モード燃費に対する実燃費の達成率を表彰する燃費達成率部門では、92.4%(10.9km/リットル)を記録したトヨタ『ランドクルーザー(ディーゼル)』がトップ。2位には三菱『パジェロ(ディーゼル)』(92.0%・9.2km/リットル)、3位にはトヨタ『86』(89.5%・11.1km/リットル)がランクインした。

ディーゼル車部門では、1.5リットル小排気量ディーゼルエンジンを搭載するマツダ『デミオ XD』(19.4km/リットル)で3年連続トップ。2位は『CX-3』(17.8km/リットル)、3位は『アクセラスポーツ』(17.5km/リットル)、マツダ勢がトップ3を独占した。

■e燃費アワード2016-2017(各部門トップ)
・新型車:日産ノート(e-POWER)…21.2km/リットル
・ガソリン車:スズキ・スイフト…17.7km/リットル
・ハイブリッド車:トヨタ・プリウス…25.1km/リットル
・軽自動車:スズキ・アルト…23.5km/リットル
・輸入車:フォルクスワーゲンup!…16.8km/リットル
・燃費達成率:トヨタ・ランドクルーザープラド(ディーゼル)…92.4%(10.9km/リットル)
・ディーゼル車:マツダ・デミオ…19.4km/リットル
・総合:トヨタ・プリウス…25.1km/リットル

《纐纈敏也@DAYS》

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