【東京モーターサイクルショー2017】プロトブースで注目を集めた250ccのコンセプトモデル

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250コンセプト
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  • プロト商品部オリジナル商品課でデザイナーも務める大西正敏氏
幅広いパーツや用品の開発、販売を手がけるプロトは、ゼロエンジニアリングの車種を前面に並べたブースを展開。ゼロエンジニアリングはプロトが設立し、オリジナルのモーターサイクル「ロードホッパー」シリーズを製造するカスタムショップ。そのなかでも注目を集めていたのは、新たに開発した単気筒モデル『250コンセプト』だ。

ロードホッパーシリーズは独自開発のフレームにS&SやハーレーダビッドソンのV型2気筒エンジンを搭載した量産モデル。2003年に最初のモデルが発売されて以来、根強い人気を得ている。ところが250コンセプトは既存製品とまったく異なり、250ccの単気筒エンジンを新開発フレームに搭載している。

このコンセプトモデルの開発の狙いについて、プロト商品部オリジナル商品課でデザイナーも務める大西正敏氏は「ロードホッパーは好評を得ていますが、価格は大排気量なりのもの。誰もが気軽に手を出せるわけではありません。そこで250ccモデルならば、幅広い人にゼロエンジニアリングの”コトづくり”を楽しんでいただけると考えました」と説明する。

「モノづくり」ではなく「コトづくり」と表現しているのは、モノを作って売るだけでなく「見る者を魅了する類稀なる世界観」、「排気量に頼らないオートバイ本来のおもしろさ」といった、モノによってもたらされる付加価値を追求し、表現したいという思いが込められているようだ。

250コンセプトの開発にあたっては「オートバイの原点ともいえる20世紀初頭のモデルをイメージしました」と大西氏。そして具体的なデザインのモチーフは、そのころアメリカで流行していたボードトラックレースの参加車両だという。ボードトラックレースとは、市販モデルから不要な装備を剥ぎ取り、細いタイヤに履き替えて板張りのオーバルコースを走るレースのこと。

ロードホッパーシリーズに共通しているボバースタイルは、ダートトラック用車両をモチーフにしたカスタム様式。250コンセプトは、それとは若干異なった雰囲気ではあるものの「無駄を削ぎ落とす」という精神性は共通しているというわけだ。

250コンセプトはそのレースモデルのシンプルなたたずまいを追求。左右分割式フューエルタンクの採用で低く構えつつ細身に仕上げられたシルエットは、クラシカルでありながら独特の雰囲気を生み出している。このタンク形状にしたのはフレーム全体の造形美を楽しむためでもあるとか。

またサイレンサーがまるで湯たんぽのような形状になっているのは、公道モデルとして充分な容量を確保しつつ「街乗りも意識しているので、肩の力を抜いて気楽に乗れる印象を作りたかったんです」と大西氏。現在のところ、250コンセプトを発売する時期や予定価格は決定していないが「大きな変更を施すことなく、このデザインを保って販売したいと考えています」とのことだ。
《古庄 速人》

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