【SUPER GT】近藤真彦監督のヨコハマGT-R、新季に向け自他ともに認める好感触

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日産GT500監督トークショーの模様(右から近藤真彦監督、星野一義監督、鈴木豊監督、田中利和総監督。画面の右端は大駅俊臣監督)。
  • 日産GT500監督トークショーの模様(右から近藤真彦監督、星野一義監督、鈴木豊監督、田中利和総監督。画面の右端は大駅俊臣監督)。
  • 右から大駅、近藤、星野の各監督。
  • 2016年の#24 KONDO GT-R。
  • 2016年、KONDO Racingは2勝を挙げた(右から佐々木大樹、近藤監督、柳田真孝。柳田は今季GT300にアウディで参戦、GT3仕様GT-Rエボ車の開発にも取り組む)。
  • 後列右からKONDOのオリベイラ、佐々木、インパルのマーデンボロー、安田。
  • 今季型の『Nissan GT-R NISMO GT500』(#23 ニスモ)。
  • 100周年のヨコハマは、KONDO Racingの頼れるパートナー(写真はGT300クラスの#3 GT-R)。
  • 多くのファンが集まった、日産の今季体制発表会(会場は横浜の日産グローバル本社ギャラリー)。
19日に開催された日産/ニスモの今季モータースポーツ活動計画発表会。SUPER GT/GT500クラスに参戦する4チームの監督らによるトークショーのなかでは、近藤真彦監督率いるKONDO Racing(タイヤはヨコハマ)が新季に向けて好感触である旨が自他双方から聞こえてきた。

日産系チーム総監督の田中利和氏(ニスモ常務執行役員)、#23 ニスモの鈴木豊監督、#12 インパルの星野一義監督、#46 モーラの大駅俊臣監督、そして#24 KONDOの近藤真彦監督が登壇して行なわれた監督トークショー。それは笑いを交えた話のなかにも、新シーズンに向けての現段階での手応えが伝わってくる内容であった。

近年、日産GT500勢の特徴のひとつは、4チームで3つのタイヤメーカーと付き合う体制面にある。今季も昨季同様、#23 ニスモと#46 モーラはミシュラン、#12 インパルはブリヂストン、#24 KONDOはヨコハマとの提携をそれぞれ継続している。

芸能活動もレースも常に全力の近藤真彦監督が率いるKONDO Racingは昨季2016年、ヨコハマとともに2勝を挙げる躍進を見せた。14年までは正直なところ苦戦が続いていたKONDO&ヨコハマ陣営だが、15年に久々の1勝を得ると、昨季さらに力を充実させてきた格好だ。

そして車両規則がマイナーチェンジを受けた今季に向けてのこれまでのテストを振り返りつつ、同じ17年型『Nissan GT-R NISMO GT500』で戦う他チームの監督たちからは、やや牽制も混じえながら「近藤さんのところ(ヨコハマ)がいい」という話が聞かれたのである。

もちろん、あくまで現段階において、という前提の話ではあるが、近藤監督自身にもその手応えはあるようで、こんな実感が語られてもいる。「今季からの規則でマシンのダウンフォースが25パーセント削減されて各タイヤメーカーが戸惑っているなか、ヨコハマはその戸惑いが少なめなのかな、とは思います」。言葉を選んではいるが、手応えあり、と見ることができそうだ。

タイヤ無交換作戦を機能させて好結果を出すのがKONDO&ヨコハマの得意技、というような印象もあるが、近藤監督は「(王道戦略で)タイヤ交換をしても“いい状況”になるよう、頑張っています」と、さらに上の速さ・強さの領域を目指す方針で開発を進めている模様。これも、それなり以上の好感触あってこそ、と見ていい。

久々に1勝した15年をホップ、2勝した16年をステップとして、ヨコハマ創業100周年イヤーである今季にジャンプ=チャンピオン獲りとなれば、最高のストーリーだ。そしてそれは、近藤監督が15年頃から思い描き、目指していた展開でもある。

「獲りにいく(べき)ものは、獲りにいく」。

控えめななかにも、王座獲りへの思いが感じられる意気込みも語った近藤監督。期待の若手レーサーである佐々木大樹の僚友にチーム復帰となる強豪J-P.デ.オリベイラ(2010年フォーミュラ・ニッポン王者)を迎え、高まるチーム力と頼れる相棒ヨコハマとともに、大きな飛躍を目指す17年シーズンとなる。
《遠藤俊幸》

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