【WEC】王者ポルシェ、919ハイブリッド の完全見直しへ…トヨタを迎撃

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ポルシェ 919 ハイブリッド
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ポルシェは2月2日、2017年シーズンに向けて、WEC(世界耐久選手権)のLMP1マシン、『919ハイブリッド』の完全な見直しを行うと発表した。

WECでは2015年と2016年、ポルシェがチームにとって17回目と18回目にあたるルマン24時間耐久レースの総合優勝を手に入れるとともに、マニュファクチャラーとドライバーの両部門で、ワールドチャンピオンのタイトルを2年連続で獲得した。

919ハイブリッドのパワートレインは、小排気量およびターボ化テクノロジーと効率的な直噴システムを組み合わせた2.0リットルV型4気筒エンジンと、2つの異なるエネルギー回生システム(前輪のブレーキおよび排気ガスエネルギー)からの電力を蓄えるリチウムイオンバッテリーで構成。919ハイブリッドはプロトタイプカーとして唯一、ブレーキング時だけでなく、加速時においてもエネルギー回生を行い、システム合計で900psを超える出力を誇る。

今回、ポルシェはWECおよびルマン24時間耐久レースで再び勝利することを目指して、919ハイブリッドの完全な見直しを行うと発表。ポルシェによると、その内容については3月31日、イタリア・モンツァで行われる公式発表まで極秘という。

ポルシェのLMP1担当、フリッツ・エンツィンガー副社長は、「2017年シーズン、最上位のLMP1カテゴリーでは、トヨタが手ごわいライバルになるだろう。ポルシェは隅々まで改良を施した919ハイブリッドと6人のトップドライバーから成るチームで、ライバルを迎え撃つ」とコメントしている。

《森脇稔》

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