日産自動車は9月7日、新型『セレナ』のアイドリングストップ機能に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2016年7月19日~8月27日に製造された新型セレナ9481台。新型セレナは8月24日に発売した直後、アイドリングストップ機能に不具合がある可能性が浮上したため、一時的に出荷を停止している。
今回のリコール届出によると、アイドリングストップ付き車のスターター機能付き発電機において、電気回路の耐性が不足しているため、アイドリングストップから再始動する際の高い電流で内部部品が損傷する可能性があることが発覚。そのため、回路がショートし、アイドリングストップから再始動できなくなり、最悪の場合、回路のショートで発熱し、発電機が焼損するおそれがあるという。
改善措置として、全車両、当該発電機を対策品と交換する。なお、対策品の準備に時間を要するため、対策品と交換するまでの間は、アイドリングストップ機能を停止する。
不具合は1件発生、部品焼損事故が1件発生している。市場からの情報により発見した。