【レヴォーグ STIスポーツ】上質な内装と疲れないクルマを求めてドアポケットにまでこだわり

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スバル『レヴォーグSTIスポーツ』は、同車のトップグレードであり、上質な走りとそれに見合う内装の質感を表現したクルマだ。

その内装色はボルドーを使った上品な仕上げになっているが、上質さを求めるために、より細部にまでこだわった仕上げがなされている。その一例がドアポケットで、そこにフェルトを貼ったのだ。スバル第一技術本部内装設計部鈴木正志さんによると、「ドアポケットは通常打ちっぱなしで、これまでのレヴォーグも同様だ。そこにフェルトを貼ることで、ここにボトルを入れるとかたかた音がしなくなる」とその効果を挙げる。更に「ドアの大きな面積の中にフェルト素材が入ると、樹脂の打ちっぱなしの面積が減り、印象が変わるのだ」とこだわりを述べる。

また、スバル商品企画本部デザイン部主査の中村真一さんも、「疲れないクルマとは何だろうとデザインの分野を超えて考えた。いま、運転する環境には音や匂いも含めて、様々な情報が入ってくる。それをいかに少なくできるかが運転に集中できる要素なのではないか」という。その一方で、「(クルマから)いろいろな情報を発信しなければならない。そこで、どこかで引き算をしないと疲れるいっぽうのクルマになってしまうだろう」と話す。

そこで、レヴォーグSTIスポーツではボトルなどがあたる音を消すためにフェルトが貼られたのだ。「ドライバー席だけではなく、後席のポケットにも同じように貼った。そういったところは、情緒価値にこだわっている部分の表れだ。700万円くらいする輸入車でも手が入っていないもので、ベーシックだがとても大事だと思っている」という。

今回レヴォーグSTIスポーツで採用したが、「今後はスバルの思想に格上げしてどんなクルマでも、安心と楽しさを支える部分になってほしい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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