フォルクスワーゲンは6月15日、英国で6月25‐26日に行われる「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」のヒルクライムに、『ゴルフGTIクラブスポーツS』が出走すると発表した。ゴルフGTIクラブスポーツSは、2015年9月に発表された『ゴルフGTIクラブスポーツ』のさらなる強化版。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、ゴルフGTIのレーシングカー、「TCR」のノウハウを応用してチューニング。最大出力は310ps、最大トルクは38.7kgmへ引き上げられた。トランスミッションは6速MT。3ドアボディをベースに、後席を取り払うなどの軽量化を図り、車両重量は1360kgから1285kgへ、75kg軽量化。パワーウェイトレシオは、4.15kg/psを実現した。足回りは、サーキット向けのセッティング。ブレーキも強化。0-100km/h加速5.8秒、最高速265km/hの性能を持つ。フォルクスワーゲンは、このゴルフGTIクラブスポーツSをニュルブルクリンク北コースに持ち込み、タイムアタックを敢行。この結果、7分49秒21のラップタイプを計測した。このタイムは、同じく310psの2.0ターボを積む新型ホンダ『シビックタイプR』が保持していたニュルのFF市販車最速記録、7分50秒63を、およそ1秒半短縮するもの。ニュルの新たなFF市販車最速モデルに君臨する。このゴルフGTIクラブスポーツSが、グッドウッド名物のヒルクライムに出走する予定。フォルクスワーゲンは、「世界限定400台のうち、150台を英国で販売する」と、英国のファンにアピールしている。
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