ロールスロイスが未来のラグジュアリーカーとして、「103EX」のコードネームで開発を進めてきた初のコンセプトモデル『ビジョン・ネクスト 100』の公式写真を入手した。
ビジョン・ネクスト 100はEVモーターを搭載し、車格は全長5.9メートル、全高1.6メートルと、現在のファントム・エクステンデッド・ホイールベースとほぼ同サイズ。しかし、そのデザインは斬新そのもの。ホイールを隠してクールさを演出するなど、未来のラグジュアリーカーにふさわしい外観としている。
また、人工知能「エレノア」を搭載し、完全自動運転を実現。乗車する人の出発準備が整うと、その人の待っている場所まで車を移動させ、次の目的地に向かいながら、到着に先立ってその人が目的を果たす準備ができるよう概況説明を行う。室内にコックピットやハンドルはなく、高級ラウンジのような雰囲気に包まれている。
目的地に到着すると、ガラスキャノピーが持ち上がり、乗車する人が立ち上がれるようになる。その後、シングルコーチドアが音もなく開き、ランニングボードの下からステップが現れ、ステップの下側からレッドライトを投射する。
今回公開したビジョン・ネクスト 100は、先進的な技術を投入し、未来のラグジュアリーを徹底的に追求したコンセプトモデルとなっている。