6月18-19日、フランスで決勝レースが行われた今年のルマン24時間耐久レース。「LMP2」クラスでは、日産エンジン搭載車が、4年連続でクラス優勝を果たしている。
今年のルマンのLMP2クラスを制したのは、シグナテック・アルピーヌチームの「アルピーヌA460・ニッサン」。総合でも、1位のポルシェ「919ハイブリッド」、2位のトヨタ「TS050ハイブリッド」、3‐4位のアウディ「R18」に続く、5位に食い込こんだ。
また、総合6位以下を見ても、6‐12位を日産エンジン搭載車が占有。LMP2クラスでは、昨年の1‐6位を上回り、1‐8位獲得という史上最高レベルの結果を残した。
これらのレーシングカーには、ニスモがチューニングした日産VK45DE・V8エンジンを搭載。しかし、2017年シーズンからは、LMP2クラスのマシンは規定により、ギブソンテクノロジーズ社のエンジンに切り替わる。LMP2の日産エンジンは、2016年シーズンが最後の1年。今年のルマンは、ファイナルイヤーに華を添える結果となった。
ニスモの松村基宏COOは、「日産のLMP2エンジンプログラムは、今年がファイナルイヤー。この素晴らしい成績には、大変満足している」とコメントした。