トヨタ自動車は「スマートコミュニティジャパン2016」に今秋発売予定の新型『プリウスPHV』を国内で初披露。その車に来場者は興味津々だった。
新型プリウスPHVは今年3月に開催された「ニューヨークモーターショー」で『プリウス プライム』として初めて公開されたが、その姿は現行のプリウスとはずいぶんと違う。「開発当初からPHVは独自のデザインにしようと考えていた」(トヨタ自動車関係者)そうで、フロントマスクはシャープにより先進的なイメージを持たせるようにしたという。
新技術も盛りだくさんで、トヨタ初となるCFRP製バックドアによって、軽量化とガラスエリア拡大による良好な後方視界を実現した。また、装備面でも世界初のガスインジェクション機能付ヒートポンプオートエアコンや、11.6インチ大型ディスプレイを備えたナビゲーションシステムを採用した。
屋根にはソーラーパネルが埋め込まれ、そこで発電した電機を駆動用バッテリーに充電する、世界初のソーラー充電システムも備えた。そのため、車を舐めるように見る人も続出した。
「米国でも非常に好評で、すでにほしいという人も少なくないです」とトヨタ関係者。前モデルは全世界での販売が約7万5000台と伸び悩んだだけに、新型プリウスPHVには大きな期待を寄せている様子だった。