テスラ モデルS、エントリーモデルを“最小化”…電池少なく、価格引き下げ

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テスラモーターズは、EVセダン『モデルS』に、新バッテリーサイズとして「60kWh」と「75kWh」を追加、さらにエントリーモデル「モデルS 60kWh」の価格を約8%下げて6月10日より販売を開始する。

エントリーモデルとなる「モデルS 60kWh」は、シングルモーター、後輪駆動で航続距離は400km以上、最高時速は210km/h、0?100km/h加速は5.8秒。アクティブセーフティー機能とオートパイロット用のハードウエアを標準装備する。価格は従来のエントリーモデル「70kWh」の953万円から、68万9000円引き下げ、884万1000円。バッテリーを小さくし、標準装備していたテスラスーパーチャージャー(超急速充電)対応をオプションとするなど、スペックを最小化して最低購入価格を下げた。

なお購入後、より長い航続距離や超急速充電の必要性を感じたり、予算的に余裕のあるときなどは、オンラインからバッテリー容量や充電の追加対応を購入し、ソフトウエアをアップデートすることで追加実装できる。

テスラは今回の追加モデル、価格引き下げのねらいについて、3月に予約を開始した新型『モデル3』が好調だったことに触れ「電気自動車の最大の課題は価格であることを確信した」と言及。モデル3の販売を待たず電気自動車の普及が進むべく、「既存の販売車両についても、性能面だけでなく、販売手法にも工夫と改良を加え続ける」とした。

購入後のバッテリーアップグレード価格は、60kWhから75kWhが112万7000円。既存の70kWhから75kWhへのアップグレードも可能で、40万7000円。

《纐纈敏也@DAYS》

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