欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは6月3日、『パサート』『CC』『イオス』の排ガス不正に関するリコール(回収・無償修理)計画が、ドイツ当局から承認された、と発表した。
フォルクスワーゲングループは1月末、排ガス不正が行われたEA189型ディーゼルエンジンに関して、欧州のドイツで、リコール作業に着手。EA189型のうち、まずは「2.0TDI」で、ソフトウェアを更新するリコール作業を開始した。
リコール作業はまず、小型ピックアップトラック『アマロック』で開始。今回、これに続いて、パサート、CC、イオスの2.0TDI搭載3車種について、KBA(ドイツ連邦自動車庁)がリコール計画を承認した。
ドイツでは、3車種でおよそ80万台以上がリコールの対象に。2.0TDIの最大出力110ps、136ps、140psの3種類がリコールに該当する。
フォルクスワーゲンでは、対象車を保有する顧客に通知。その後、販売店において、リコール作業を順次行う予定。主に、ソフトウェアのアップデートを行う。