英国の高級車メーカー、ベントレーは5月25日、ドイツで5月28-29日に行われる「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に、2年連続で参戦すると発表した。
ベントレーは、今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに、2台の『コンチネンタルGT3』で参戦する。ベントレーは2003年、ルマン24時間耐久レースを制したが、これをもってワークス体制でのモータースポーツ活動を中止。2013年7月、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2013」で発表されたコンチネンタルGT3は、ベントレーが再びレース活動に乗り出すために開発されたマシン。
ベース車両は、ベントレー最速の市販車、『コンチネンタルGTスピード』。同車をベースに、FIA(国際自動車連盟)のGT3レギュレーションに対応させた。搭載エンジンは、4.0リットルV型8気筒ツインターボ。コスワース製のエンジンマネジメントシステムを採用し、最大出力600psレベルを発生する。車両重量は1300kg以下に抑えられた。
また、大幅に低められた車高や大径タイヤ、専用フロントスポイラー、大型リアウイングなどにより、迫力のレーシングカーに変身している。
コンチネンタルGT3にとって、ニュルブルクリンク24時間耐久レースは昨年に続いて2年連続での挑戦。ベントレーのモータースポーツディレクター、ブライアン・ガッシュ氏は、「ニュルブルクリンク北コースは、世界一厳しいサーキット。だからこそ、ベントレーの全ての市販車の開発テストを、ニュルブルクリンクで行っている」と述べている。