欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは4月25日、中国で開幕した北京モーターショー16において、コンセプトカーの『BUDD-e』を中国初公開した。BUDD-e は2016年1月、米国ラスベガスで開催されたCES16でワールドプレミア。同車は、フォルクスワーゲンの名車、初代『マイクロバス』を現代的にアレンジしたコンセプトカー。その特徴は、フォルクスワーゲングループが新開発した電動化車両用モジュラー車台、「MEB」の初採用。MEBは、電動パワートレインやバッテリー(二次電池)の搭載に必要なスペースを確保しながら、乗員が快適に過ごせるだけの充分な居住空間を持つ。EVパワートレインのうち、二次電池は、蓄電容量101kWhと大容量。フラットな設計で、床下にスマートに収まる。モーターは前後にひとつずつ搭載し、トータル出力は317ps。4輪を駆動し、最高速150km/h、1回の充電で最大533kmの走行を可能にした。バッテリーは、80%の容量ならおよそ30分で充電可能。フォルクスワーゲンによると、航続距離はガソリン車と同等という。今回、フォルクスワーゲンは、北京モーターショー16において、BUDD-eを中国初公開。同社は、「BUDD-eが、未来を体験することができる」とコメントしている。
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