本田技研工業は熊本製作所の18日の稼働を停止する。
熊本県は14日~16日の3日間にわたって、断続的に強い揺れが続いている。現在も余震が襲う。同製作所のある大津町では、16日1時25分頃に震度6強、同日3時03分頃にも震度4の揺れを記録した。18日の稼働停止を決めたのは、16日午前中のことだ。
14日の地震で同社は翌日の稼働を見合わせている。当初の予定では、18日までに設備点検を行い、支障がなければ試運転までこぎつけられる状況を目指すはずだった。
熊本製作所は国内唯一の二輪車生産工場だ。県内には部品の供給企業も多く、地震の被害を受けている工場もある。製作所の設備だけでなく、こうした部品供給体制も課題となり、同社は場合によっては、新年度の二輪車生産計画について見直しを迫られることになる可能性がある。