アーリントンでは、K.ロクスン(スズキ)に表彰台の中央を譲ったKTMのライアン・ダンジー。今度はチームメイトのマーヴィン・ムスキャンに手こずった。ファイナルラップまでもつれたトップ争いを制して、今季5勝目だ。
ダンジーはプラクティスから2番手のタイムをマークし、好調をアピール。ヒートレースでも好スタートを切ったが、ミスで3位に。
一方、ムスキャンは別組のヒートレースでホールショットを獲得。こちらもミスでポジションを落とし、4位でファイナルレースへ駒を進めた。
20周でおこなわれる決勝レースではムスキャンが2番手、ダンジーは5位で第1コーナーを通過するが、すぐにムスキャンがトップに立ち、ダンジーも2位にポジションアップ。KTMどうしのリーダー争いはレース終盤まで続く。
そしてラスト1周。ムスキャンはリズムセクションの着地で、周回遅れのライダーに戸惑ってかバランスを崩してコースアウト。プレッシャーをかけ続けた王者・ダンジーがその隙に前へ出て、そのままチェッカー。ムスキャンは2位でレースを終えた。
ダンジーのコメント
「今日のムスキャンは強かった。プレッシャーをかけ続けたが、ファイナルラップまで彼をパスすることができなかった。とはいえ今夜は、チームメイトと表彰台をシェアすることができて良かった」
ムスキャンのコメント
「19周もダンジーを押さえてトップを走ることはとてもハードだった。そして最後の最後で、それを失ってしまった。本当に勝利を望んでいただけに悔しい。しかし思い通りのレースができ、450クラスでのベストリザルトを獲得できた。チームメイトと表彰台に上がることができて良かった」
次戦/第9戦は現地3月5日、フロリダ州デイトナだ。
AMAスーパークロス第8戦アトランタ(現地2月27日)
1位 R.ダンジー(KTM)
2位 M.ムスキャン(KTM)
3位 C.リード(ヤマハ)
ポイントランキング
1位 R.ダンジー(KTM) 191ポイント
2位 K.ロクスン(スズキ) 158ポイント
3位 J.アンダーソン(ハスクバーナ) 145ポイント