SUPER GTといえば、世界的にタイヤワンメイク化が進むなか、高次元のタイヤ戦争が長く続いていることも魅力のひとつ。なかでも日産のGT500勢は4チームで3つのタイヤ銘柄という“タイヤ戦争内包状態”が特徴で、その布陣は今年も保持された。ライバルのレクサスRC F勢が今季も6台中5台がBSという布陣を敷いているのとは対照的だが、結果ベースでみる限り、近年は日産勢に一日の長あり。マシン的にもGT-Rが優位を築いたまま2シーズンを過ごしてきたのは事実であり、今季もそれが維持されるのかどうか、楽しみなところである。