トヨタ自動車は12月16日、同社単体および日野自動車とダイハツ工業を含むグループの2016年の生産・販売計画を発表した。グループの世界販売は15年見込み比で横ばいの1011万4000台と、3年連続で大台に乗せる。
トヨタ単体(レクサス含む)の世界販売計画は、15年見込み比横ばいの915万台としている。このなかで、新型『プリウス』の登場などで注目されるハイブリッド車(HV)の世界販売は、15年実績見込みである118万台を24%上回る146万台に策定した。
HVの世界販売は13年に約128万台でピークとなっており、3年ぶりに最高を更新する見込み。同社によると「16年は新型プリウスがフルに寄与するほか、HVの新設定モデルも販売増に貢献する」(広報部)と見ている。
トヨタのHV販売は15年7月に累計800万台を突破しており、16年の販売が順調に推移すれば同年末から17年にかけて1000万台に達する見通しだ。