日本精機は12月18日、同社のヘッドアップディスプレイ(HUD)が、トヨタのSUV『RAV4』新型に初めて搭載されると発表した。
HUDは速度やナビ情報をフロントガラスに投影するシステム。日本精機は30年以上にわたり開発と製造を手がけ、世界シェア約3割の1位を誇っている。
新型RAV4に搭載されるHUDは「スロープ表示」と呼ばれ、ナビ案内や歩行者・車両情報を奥行き感を持つ表示で提供。従来の平面的表示と比べてドライバーの視認負荷を軽減し直感的に情報を認識でき、安全運転を支援する。
日本精機のHUDは歪みや二重像が少ない高品質な光学設計と、主要部品の内製による精密製造技術が特長だ。このスロープ表示は情報を傾斜面で遠近感を持って表現し、新たな運転体験をもたらす。
同社はこの技術を軸に今後もHUDの開発と普及を進め、交通事故の低減と安全運転の向上に貢献していく、としている。





